最近の和白干潟
2022年12月
環境省モニタリングサイト1000、2022年度 冬期シギ・チドリ調査1回目報告(12月20日)
山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。
今津では12/4(日)午前中に1回目の調査を行いました。
タゲリ28羽、ハマシギ40羽、アオアシシギ8羽、イソシギ5羽、ダイゼン1羽、ダイシャクシギ1羽の、6種83羽がカウントされました。
他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ5羽、ズグロカモメ8羽、ツクシガモ6羽、ミコアイサ5羽、ミサゴ3羽が観察されました。
博多湾東部では12/20(火)に1回目の調査を行いました。
ミヤコドリ20羽、イカルチドリ6羽、シロチドリ78羽、ハマシギ123羽、ミユビシギ35羽、イソシギ5羽、ダイシャクシギ1羽の、7種268羽がカウントされました。
他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ14羽、ツクシガモ118羽、ミサゴ4羽、カンムリカイツブリ22羽が観察されました。
12/20の博多湾東部は、昨日の寒波から一転して晴れて暖かかったです。和白は潮が引きすぎると鳥が見えにくいので、早めに調査を始めました。
唐原川河口の干潟には、シロチドリやハマシギやミユビシギがいました。牧ノ鼻前の岩場にアオサが打ち上げられていて、ヒドリガモがついばんでいました。
奈多や和白、雁ノ巣沿岸のアオサはほとんどありませんでした。奈多にはオオバンやホシハジロがたくさんいました。五丁川河口や和白川河口の道では、センダンの実がたくさん生っていました。
奈多小学校前の護岸工事が進んでおり、下水処理場前付近からも通行止めにして新たに工事が始まっていました。沖側に干潟を大きく埋め立てる工事をしていて、とても残念です。
香椎海岸にはカモ類が多くいました。多々良川ではキンクロハジロが500羽以上いました。
調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
ページのトップに戻る
田辺 スミ子
●日 時12月17日(土)15:00~16:05
●参加者:19名: 一般4名(九産大宗像ゼミ3名、個人1名)和白干潟を守る会15名
●回収ゴミ:29袋、可燃ゴミ袋28袋(自然ゴミ:アオサ以外25袋)人工ゴミ3袋、不燃ゴミ1袋
●粗大ゴミ:0
●鳥 :ミヤコドリ23羽、ハマシギ110羽、シロチドリ40羽、ツクシガモ80羽、ヒドリガモ、マガモ、ヨシガモ、オナガガモ、
●植物
実 :アキグミ、マサキ、ナンキンハゼ、シャリンバイ、ノイバラ、クコ、センダン
綿毛 :ウラギク 紅葉:ハマボウ、アキニレ
海そう:オゴノリ、ボウアオノリ、アオサ
本日は、朝から気温が低くて時おり小雨がぱらついていました。風も強くて心配しましたが、午後には雨は止みました。クリーン作戦の頃には、風は益々強く、気温も朝より下がってきました。
九産大宗像ゼミより3名の学生さんや、一般参加で、遠路大野城市からも来て下さいました。海の広場前には、ボウアオノリがオゴノリやアオサに絡まり、長くつながってクルクル巻きになっていました。
雨が少ないせいか人工ゴミも少なく、自然ごみは一輪車やリヤカーで運び、アシ原入り口付近まで回収しました。強風で寒いため、早めに作業を切り上げました。
終了後に野鳥観察をして、本日の結果をお知らせし、参加者の感想をお聞きしました。記念撮影して散会しました。参加された皆様ありがとうございました、お疲れさまでした。
参加者の感想:
宗像ゼミより参加:2~3か月ぶりに参加したが思っていたよりきれいだったし、アオサも無かった。
大野城市から参加の方:仕事が吉塚なので守る会のことも知っていた。親近感があり以前から参加したいと思っていたので、参加できて良かった。ゴミも少なくてきれいだった。
新会員の方:初めて参加したが、小さいプラスチックゴミが紛れて多くあった。
和白干潟のようす:
和白干潟では、後背地の木々の紅葉も終わりに近くなり、葉を落として冬支度を始めています。実をつけた木々もあります。マサキの実ははじけて赤くて可愛い種が見えます。
シャリンバイは黒い実になっています。ノイバラやクコの実は赤くなっています。
今年の冬はアオサが無くてきれいな干潟が出ています。ハマシギやシロチドリが一面に広がり、あちこち走り回っています。群舞はとても綺麗ですよ。
カモでは餌になるアオサが少ない為に、ヒドリガモ等は少ないようです。その代わりに何年振りか?カンムリカイツブリは多く見られます。
お天気が良く穏やかな日には、海面に首を伸ばして冠毛を見せたり首を曲げて休んだりしています。
クリーン作戦が終わる頃、海の広場の傍の木の枝に可愛いふっくらとしたオレンジ色の小鳥が姿を見せました。最初はモズと思っていましたが、目の周りの黒い線がありませんでした。
山本さんが写真を見て調べて、やはりモズのメスと確認してもらいました。本当に可愛かったです。
ページのトップに戻る
山本廣子
2022年12月11日 -曇り-
【観察鳥種】42種
【参加者数】19人 守る会9人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→海の広場
今日は満ちがけの潮で、海の広場方面に行きました。海岸に降りたら、ツクシガモや淡水ガモがたくさん休んでいました。ミヤコドリは和白川河口にいました。
ツクシガモは68羽を数えました。マガモやオナガガモ、ヨシガモなどをじっくり見てから、浜辺を歩いて海の広場まで行きました。
海岸にはハマボウの木が何本も生えており、大きく育ち葉が黄色や赤色に紅葉していました。
海の広場では、ミヤコドリがわりと近くに集まってきました。22羽いて、並ぶと大勢に見えます。ヒドリガモや、沖の良く潜るホオジロガモを見たりしました。
セグロカモメの成鳥になりかけの若鳥がいて、ハシボソカモメかもしれないと話題になりました。今日は海風が強いのか、スズガモやカンムリカイツブリが余り見えません。
ミサゴは棒杭の上に止まったり、空を飛びまわったりしています。
海の広場付近は、ウラギクがふわふわの綿毛になっていました。アキニレの紅葉もまだまだきれいです。アシ原の中道を歩きました。
シャリンバイやノイバラやセンダンやアキグミの実がたくさん生っていました。コゲラやウグイスやシロハラなどの声がする中を歩きました。
砂洲に出て、唐原川河口付近のヒドリガモやカルガモを見ました。満潮近くなり、遠く雁ノ巣の護岸にハマシギたちが休む姿を見つけて、終了後に私が確認に行くことにしました。
奈多や雁ノ巣まで確認に行きましたが、奈多から雁ノ巣までの護岸の道が工事のため入れずに、確認できませんでした。
しかし、カンムリカイツブリやホシハジロやコガモなどを見ることができ、鳥合わせの時よりも鳥種が増えました。
【参加者の感想】
◆ミヤコドリが見られて良かった。(熊本の人)
◇初めて参加して鳥を2種覚えることができた。
◆潮が満ち近くでヨシガモやカルガモが見れた。
◇ミサゴが海水に入って何かをつついていた。
◆ツクシガモがきれいだった。