最近の和白干潟
2023年1月
環境省モニタリングサイト1000、2022年度 冬期シギ・チドリ調査2回目報告(1月18日)
田辺スミ子
●日 時:1月28日(土)15:00~16:45
●参加者:22名:一般10名、(九産大宗像ゼミ学生5名先生1名、九産大生1名、九大生1名、他2名、)守る会12名
●回収ゴミ:14袋: 可燃ゴミ:13袋、(自然ゴミ:落ち葉やセンダン実1袋、人工ゴミ12袋)不燃ゴミ:1袋、粗大ゴミ:カラーコーン1個、マットレ1個、掛け布団1枚、洗車用ブラシ1個、ウレタンシート1枚
●見られた鳥:ミヤコドリ23羽、マガモ、オナガガモ、カワウ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ
●植物 実 :ネズミモチ、マサキ、シャリンバイ、センダン、ナワシログミ、ツルウメモドキ
新芽 :ハマウド、ハマニンニク ロゼット状の根生葉:ハマサジ 綿毛:ウラギク
海そう:オゴノリ
朝から曇っており風もあってとても寒かったのですが、クリーン作戦が始まる頃には晴れて風もおさまり良かったです。
先日からの強い風で海が荒れていた時もありました。アオサが無いために海の広場前は綺麗でしたが、人工ゴミは流れて来ていました。
水際には強風で落ちて流されてきたセンダンの実が沢山ありました。海の広場についた時に、すでに袋いっぱいゴミを集める人もいました。
クリーン作戦の始めにゴミの回収場所や人工ゴミを集めることなどの説明があり、それぞれにゴミ袋を持って回収を始めました。
唐原川河口右岸のアシ原入り口まで行ってペットボトルなどの人工ゴミを集めましたが、すぐに袋いっぱいになりました。
また、海の広場入り口にはマットレスや、布団などが捨ててありましたので、これも回収しました。
今回は学生さんの参加が多くありました。回収時間を1時間20分位にして、野鳥観察や本日の成果等おしらせし、記念撮影後に散会しました。参加された皆さまお疲れ様でした。ありがとうございました。
和白干潟の後背林の樹木は葉を落とし、アシも冬枯れで真冬の眠りの中です。ハマニンニクは、小さな芽が出始めています。
マサキ、シャリンバイ、ネズミモチの実は少なくなっていますが、ツルウメモドキはハリエンジュの木に絡みつき、実をたくさん付けていました。
又小さいナワシログミの実はたくさんなっています。春になり赤く熟れるのが楽しみです。鳥ではカモが少なくなりましたが、ミヤコドリは一か所に集まり23羽そろっていました。春先まで会える楽しみがあります。
可愛いシロチドリにも会えると思います。冬は季節風が強く吹くため、干潟には風紋が出来ています。クサガメの甲羅が見つかりました。
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山本廣子
●冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では2023年1/7(土)午前中に2回目の調査を行いました。タゲリ28羽、ダイゼン1羽、ハマシギ67羽、アオアシシギ8羽、イソシギ4羽、タシギ3羽の、6種111羽がカウントされました。
他にはヘラサギとクロツラヘラサギ13羽、ツクシガモ80羽、ズグロカモメ6羽、ミサゴ3羽、コミミズク1羽、チョウゲンボウ2羽が観察されました。
博多湾東部では1/18(水)に2回目の調査を行いました。全国一斉調査です。
ミヤコドリ23羽、シロチドリ93羽、ダイゼン5羽、ハマシギ145羽、ミユビシギ16羽、イソシギ10羽、ダイシャクシギ1羽の、7種293羽がカウントされました。
他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ13羽、ツクシガモ30羽、ミサゴ2羽、カンムリカイツブリ14羽が観察されました。
1/18の博多湾東部は先週から長雨続きで、小雨混じりの天候で寒かったです。今回は唐原川河口左岸先にハマシギとミユビシギとシロチドリの群れがいて、嬉しかったです。ミヤコドリも23羽が確認されました。
クロツラヘラサギは多々良川河口と和白干潟にいました。ツクシガモは和白にはいなくて、奈多と雁ノ巣海岸と多々良川河口に30羽がいましたが減ってしまっていました。
他のカモたちもとても少なかったです。こんなにカモが減った原因は何なのでしょうか?全域でアオサなどの海そうがありませんでした。
奈多小学校裏では護岸工事が行われていました。雁ノ巣にダイシャクシギが1羽いて、良かったです。センダンやマサキの実がきれいでした。
今回の博多湾東部の調査は、日本野鳥の会福岡支部の「和白海域水鳥全種調査」も兼ねて行いました。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
山本廣子
日 時:2023年1月18日(月)10:15~12:56 中潮 満潮:7:26 干潮:12:21 曇り時々小雨
調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)とクリークや畑
参加者 :6名
博多湾東部の冬期シギ・チドリ調査も兼ねて行いましたが、シギ・チドリ調査の方が範囲が広いので、和白海域のみ調査員が兼ねて調査を行いました。
和白海域水鳥調査の報告をします。
カモ類12種1619羽、カモ類以外の水鳥21種354羽がカウントされました。
昨年はカモ類11種3738羽、カモ類以外の水鳥12種239羽でした。カモ類は1種増え羽数が2119羽減少、カモ類以外の水鳥は9種増え115羽増えています。
カモ類ではほとんどの種が減少しており、マガモは増えています。カモ類以外ではオオバンが減って、ハマシギやミユビシギやシロチドリが増えています。
カモ類1位はスズガモ1015羽(昨年は2882羽)、2位はマガモ250羽(昨年は27羽)、3位はカルガモ91羽(昨年は61羽)でした。
昨年末頃からカモたちが急に減ってしまいました。アオサなどの海そう類がほとんど見られなかったこと関連があるのかはわかりません。
他では奈多の護岸工事が行われていることがあります。今回はハマシギやシロチドリなどの小型シギ・チドリ類が見られて良かったです。ミヤコドリは23羽を確認しました。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
今林 眞由美
2023年1月8日 -晴れ-
【観察鳥種】44種
【参加者数】22人 守る会10人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→唐原川河口左岸
今年最初の探鳥会に参加された皆さんを歓迎するように、暖かく穏やかな晴天でした。集合した公園では植樹でスズメがさえずり、電線ではムクドリがにぎやかでした。
海岸に行く途中、ラジオ塔の土台近くの鉄線にとまっているミサゴが見えました。
和白4丁目の海岸に出ると数羽ずつのマガモの群れが見え、沖にはスズガモや頬の白い模様が可愛いホオジロガモもいました。砂洲にカモたちがたくさん休んでいて、先端近くにミヤコドリやツクシガモが見えました。
海岸を通って海の広場へ移動しましたが、途中の浜辺にハマボウの木がたくさん根付いていました。海の広場では、葉が落ちた木の下にマサキやノイバラの赤い実が目立っていました。
ここでは時間をとってゆっくりじっくりと観察できました。休んでいたのはマガモやオナガガモでした。ミヤコドリの群れのそばにはカモメが一羽いて、群れが移動すると一緒について動いていました。
牧の鼻の岸辺にカルガモの群れが見え、その沖にはハジロカイツブリ、ウミアイサが見えました。赤茶色の頭で濃いグレーの背中のミコアイサのメスの姿も見えました。観察している私たちの方に近づいてくる
人懐こいオオバンが一羽いました。海の広場の大きな木にメジロ、シジュウカラ、エナガ、コゲラ、ヒヨドリの混群が来て枝やぶら下がったつるの間を飛び交っていました。ジョウビタキやツグミも見られました。
浜を通ると鳥を驚かしそうなので道路を回って、唐原川の左岸へ行き観察しました。途中、唐原川右岸の木にカワセミがとまっていました。日の光を受けた羽根の色が鮮やかでとてもきれいでした。
【参加者の感想】
◆ミヤコドリが見られて良かった。
◇ホオジロガモが可愛かった。
◆カワセミがきれいだった。
◇マガモが347羽もいて感動した。
◆野鳥は奥が深いと思った。
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