最近の和白干潟
2023年2月
環境省モニタリングサイト1000、 2022年度冬期シギ・チドリ調査3回目&4回目報告(2月17日)
中村学園大学生と韓国留学生の和白干潟観察とクリーン活動報告(2月4日)
田辺スミ子
●日 時:2月25日(土)15:00~17:00は雨のために中止致しました。
丁度総会が終わったころに雨が降っており、山本さんと田辺が広場に行きました。広場につくとしばらくして一時的に雨はやみましたが、先に行かれていた3名に雨天中止をお伝えました。
雨は一時や止みましたが、再度降って来ました。雷も鳴って、不安定な空模様でした。
又、先に行かれた山口さん、谷口さんの2名はゴミ袋いっぱいにゴミを集めて下さり、田澤さんはトイレの点検をしておられて、男子トイレの小便器が壊されていますと報告がありました。
見てみると使用できないように外されていました。鍵はかかっていたと思いますが、なぜでしょうね❔
また3:00頃には九産大宗像ゼミの学生さんが2名来られましたが中止を伝えました。中村さんも来られました。皮肉なことに家に帰りつくと日が照ってきました。
和白干潟の樹林帯では葉を落とした木々に、ヒヨドリやツグミが群れていました。砂洲には、ミヤコドリが23羽、クロツラヘラサギ6羽、ヘラサギ1羽が居ました。カモ類ではマガモ、オナガガモがまだたくさんいます。
集めたゴミは:4袋:可燃人工ゴミが2袋、草木1袋、不燃:1袋でした。集めてくださった方々お疲れ様でした。
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山本廣子
●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。
今津では2023年1月9日(月祝)午後に3回目の調査を行いました。(一斉調査です)
タゲリ24羽、ダイゼン2羽、ハマシギ58羽、アオアシシギ8羽、イソシギ2羽の、5種94羽がカウントされました。
他にはヘラサギ5羽、クロツラヘラサギ12羽、ツクシガモ84羽、ズグロカモメ4羽、トモエガモ1羽、ミサゴ3羽が観察されました。
博多湾東部では2023年2月17日(金)に3回目の調査を行いました。
ミヤコドリ19羽、シロチドリ61羽、ハマシギ10羽、アオアシシギ1羽、イソシギ5羽、ダイシャクシギ1羽の、6種97羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ12羽、ツクシガモ20羽、ミサゴ4羽、カンムリカイツブリ22羽が観察されました。
2月17日は、暖かかったですが風は冷たかったです。ミヤコドリやシロチドリやハマシギなどは和白や唐原にいました。香椎や雁ノ巣にはオオバンやカルガモ、カワウなどがいました。
五丁川にヒドリガモやコガモやキンクロハジロやカイツブリがいました。
アオサは無くてオゴノリが多かったです。ツグミが和白や雁ノ巣の干潟にたくさん降りていました。
香椎海岸ではトベラの実がはじけて赤くなっており、ツルナの花が咲いていました。香椎の干潟にはウミニナが多くいました。
奈多海岸の護岸工事が進んでおり、奈多海岸には入れなくなってます。埋め立ての機材をクリークの中に積んであったりして、胸が痛みました。
クロツラヘラサギは多々良川河口のアシ原に9羽、香椎の岩に3羽並んで休んでいました。ツクシガモは雁ノ巣に18羽、多々良川河口に1羽いました。
カワウが繁殖羽になっており、ツクシガモの雄の嘴の付け根が盛り上がっていました。多々良川河口にユリカモメが140羽、名島にスズガモ20羽が見られました。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
●冬期シギ・チドリ調査4回目を行いましたので報告します。
今津では2023年2月5日(日)午前中に4回目の調査を行いました。タゲリ32羽、ダイゼン1羽、ハマシギ54羽、アオアシシギ8羽、イソシギ2羽の、5種97羽がカウントされました。
他にはヘラサギ8羽、クロツラヘラサギ9羽、ツクシガモ148羽、ズグロカモメ7羽、アメリカヒドリ1羽、カンムリカイツブリ2羽、ミサゴ5羽が観察されました。
調査参加者は2名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした.。
山本廣子
2023年2月12日 -晴れ-
【観察鳥種】45種
【参加者数】12人 守る会8人
【担当者】 山本廣子、田辺スミ子、南のり子
【コース】 和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→唐原川河口左岸
朝から晴れて暖かく、春のような日でした。ラジオ塔の鉄線にとまっているミサゴが見えました。
和白4丁目の海岸に出るとマガモやオナガガモの群れが見えました。沖にはスズガモや頬の白いホオジロガモやカンムリカイツブリもいました。砂洲の先端近くにミヤコドリやクロツラヘラサギが見えました。
海岸を通って海の広場へ移動しました。海の広場からは、近くでカモやミヤコドリを見ることができました。樹林帯ではアオジやメジロの群れが見られました。ムクドリがセンダンの実を食べていました。ツグミは干潟に降りていました。
アシ原の中を通りました。シャリンバイの実が少し残っていました。ナワシログミの実が生っていました。マサキの赤い芽が出ていました。
砂洲に出ると、近くにいたマガモやオナガガモは一斉に飛び立ってしまいました。唐原川河口からクロツラヘラサギとヘラサギたちが飛び出してきました。
ヘラサギは3羽でクロツラヘラサギは5羽でした。ハマシギの群れも飛び出しました。アシ原にはオオジュリンがいました。
唐原川河口にはコガモやオカヨシガモがいました。唐原川河口左岸からは、岸辺に止まったカワセミをゆっくり見ることができました。イソヒヨドリもいました。
牧の鼻の岸辺にカルガモの群れが見え、その沖にはウミアイサが見えました。1月に減っていた冬鳥たちの数が少し増えたように感じました。暖かくて気持の良い探鳥会でした。
【参加者の感想】
◆ミヤコドリが飛ぶところを見られて良かった。
◇ヘラサギとクロツラヘラサギを一緒に見た。
◆ウミアイサがきれいだった。
◇クロツラヘラサギとミヤコドリを近くで見た。
◆コガモがきれいだった。
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今林 眞由美
日 時:2023年2月4日(土)9:45~12:00 大潮 満潮9:53 干潮15:03 天気 晴れ
参加者 :20名(韓国留学生15名 中村学園大学生2名 大学関係者2名 あすみん職員1名)
守る会4名(ガイド3名、カメラ1名)
回収ゴミ:3袋(人工ゴミ)
寒さが心配されましたが、風もなく穏やかな晴天のなか観察ができました。事前の打ち合わせで海辺での講義は寒いだろうと、初めのお話しと最後のまとめはきりえ館で行うことに決めていました。
山本代表が生きもの手袋を使い、韓国語で挨拶と自己紹介をしました。
次に通訳の学生さんと一緒に和白干潟の歴史や自然について話し、韓国にも和白干潟のような干潟が沢山あるので、干潟を知って守っていってほしいと呼びかけました。
海の広場まで移動すると、カモが水際まで来ていたので、驚かさないように双眼鏡を倉庫の前に立ててバードウォッチングをしました。
ミヤコドリとツクシガモとクロツラヘラサギが一緒にいました。砂洲にはオナガガモとマガモの群れが休んでいました。
その中にカモメも1羽混じっていました。鳥の名前を韓国語で何というか韓国語のパンフレットを見て読んでみたり、聞いたりにぎやかに会話がはずんでいました。
身振り手振りや英単語を使って、並んでいるミヤコドリとツクシガモの違いを説明したり、望遠鏡の操作を説明し、自分で見てもらったりもしました。
望遠鏡を覗くと近くに見えるカモたちに歓声が上がりました。
植物観察ではハマサジのロゼット状の葉やハマニンニクの葉を観察しました。サルの顔のように見えるセンダンの葉痕も黒ずんでいましたが、見ることができました。
アシ原の中の道沿いにはシャリンバイの黒い実やマサキの赤い実がまだ少し残っていました。アシ原を抜け、砂浜に出るといつの間にかツクシガモの群れはいなくなっていました。
ミヤコドリは綺麗に並んでいて、赤い足や嘴がよく見えました。砂洲にはカモやハマシギたちの足跡がたくさんありました。
和白干潟は奥に樹林帯があり、次に淡水湿地、アシ原や塩生植物が生え、砂浜、干潟と続く、干潟本来の自然が残る貴重な干潟であることを話しました。
少し唐原川河口寄りに移動し、そこから人工ゴミを拾いながら海岸を海の広場まで戻りました。
途中カモの群れの横を通りましたが、珍しくカモは逃げずにいてくれました。カモたちが私たちに慣れたのかと嬉しくなりました。海の広場で記念撮影をしてから、きりえ館に戻りました。
きりえ館では、見てきた鳥を写真で確認し、採取してきた植物や貝殻などを紹介しました。
また海や自然を守るために私たちができること、プラスチックゴミを減らす取り組みや、韓国の干潟を知り守ってほしいと願っていますと再度呼びかけました。
参加者の皆さんが早めに着いて早めに始められたので、時間の余裕を持ってできました。
感想:
良い経験ができました。
説明していただき、よく分かりました。
観察された
野鳥:ミヤコドリ(20)、クロツラヘラサギ(1)、ツクシガモ(10)オナガガモ、マガモ、カンムリカイツブリ(3)、カモメ(1)、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、ハクセキレイ
植物:花 :ツルナ
穂 :アシ、ダンチク
実 :シャリンバイ、センダン、マサキ、ナワシログミ、ツルウメモドキ
綿毛 :ウラギク
海そう:オゴノリ
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