最近の和白干潟
2023年6月
「ラブアースクリーンアップ2023」参加の和白干潟クリーン作戦報告(6月11日)
田辺 スミ子
●日 時:6月24日(土)15:00~17:00
●参加者:34名 : 一般21名(九産大宗像ゼミ学生11名、九産大生1名、星槎国際福岡東学習センター4名先生1名、中央1名、大人1名と幼児2名)守る会13名
●回収ゴミ:26袋:可燃ゴミ:23袋(自然ゴミ15袋、人工ゴミ8袋)不燃ゴミ:3袋
●見られた鳥:ミサゴ1羽、マガモ1羽、アオサギ5羽、ダイサギ3羽、コサギ1羽、カワウ20羽、ウグイス1羽、カルガモ1羽
●見られた花:ハマナデシコ、マサキ、トウネズミモチ、ナンキンハゼ、アカメガシワ(雌花、雄花)、ネジバナ、ハマボウ(つぼみ)
●実:ハマウド
●穂:ヤマアワ、ヒトモトススキ、ハマニンニク、ダンチク
●海そう:オゴノリ、ボウアオノリ、アオサ
●生きもの:コメツキガニ、アシハラガニ、マメコブシガニ、ミズクラゲ、ウミニナ、ホソウミニナ、オキシジミ、アカエイ(死骸)、マガキ、ケフサイソガニ
本日のクリーン作戦は、風もあり薄曇りで暑さは感じられませんでした。九産大の宗像ゼミ学生に、星槎国際高校の先生や学生等若人の参加が多くあり、嬉しく励みになりました。
高校生はリヤカーや一輪車で、打ち上げられた草木を何回か往復して運んでくれました。アシが伸びていたせいか、風が強く吹いていたわりには人工ゴミも少なく、ボウアオノリに混ざったアオサも少しありました。
海の広場の周りや特に市道近辺には、45L袋いっぱいになる程同じ銘柄のワンカップの空き瓶が捨ててありました。持ち上がらない程ずっしりと重かったです。
近くにいた人に情報を聞き、捨てている人の見当がつきました。今度見かけたら話してみます。
最後に本日の成果と参加者の感想を聞き、来月から5回以上参加された一般の方に賞状をお渡しする旨を伝え、記念撮影をしました。参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。
和白干潟ではアシが青々と茂り、後背地の緑も色濃くなりました。
アシ原入り口のハマニンニクの後ろ側には、薄紫がかったえんじ色の、何とも言えない程綺麗な色に染まったヤマアワの穂が目立ち、いかにも涼しげでした。
傍にはヒトモトススキの株やハマボウの若木も育っています。海の広場ではハママツナやハマサジもだいぶ大きくなりました。
後背林にはタブの木やナンキンハゼ、トウネズミモチ、アカメガシワなどが伸びており、花そのものは小さくて目立ちませんが、木全体を見ると薄黄緑の大きな塊になり、ひときわ目立っています。
これから海の広場や和白干潟周辺は黄色いハマボウの花でいっぱいになります。ぜひ見に来てくださいね。
参加者の感想
●ゴミが少なくてきれいだった。●小さいゴミが多かった。
●徳之島出身の方:干潟を見るのは初めてで、生き物が多くて楽しかった。
●カニや魚がいっぱいいた。
●30年ぶりに孫と参加したが、自然は残さないといけないと思った。
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山之内 芳晴
日 時:2023年6月12日(月)9:35~11:40 小潮 満潮:5:02 干潮:11:04
天候:薄曇り
参加者:和白小学校4年生104名と先生5名 守る会9名
回収ゴミ:プラスチックゴミ1袋
薄曇りで日差しは強くありませんでしたが、蒸し暑い中での観察会でした。和白小学校の子どもたちは、和白川の方から浜辺沿いを歩いて海の広場まで来ました。子ども達が早めに着いたので早めに観察会を始めました。
山本代表が初めの挨拶をし、ガイドを紹介した後、バードウオッチングに入りました。
渡りのシーズンが終わっていて干潟に鳥がいないのでは、との不安がありましたが干潟ではクロツラヘラサギやカワウ、ミサゴ、ダイサギなどの鳥たちを観察でき、子ども達もはっきり大きく見えると驚いていました。
最近は、アシハラガニを見ることが少ないため、アシ原には向かわず、砂州のコメツキガニを掘ってから、沖合いへ行きました。
子ども達に一人1個を目標にアサリを捕るように伝えて、浄化実験用のアサリ探しを20分ほどしましたがアサリが少なく中々集まりません。30個ほどのアサリを見つけて和白川河口のハクセンシオマネキの居る場所を目指しました。
干潟には、アオサはほとんどなくボウアオノリがたくさんあり、沖合には、スナジャワンやタマシキゴカイの糞塊や卵塊がたくさん見られました。
和白川河口では、望遠鏡でハクセンシオマネキを観察した後、集合して輪になって採った生きものの確認をし、アサリやウミニナの海水浄化実験の結果を見てもらいました。
集まったアサリは少なかったですが、アサリやウミニナは海水を綺麗に浄化していました。子ども達も大拍手でした。
この後、山本代表が紙芝居を使って和白干潟がどこにあるのか、どのような役割を果たしているのかを話しました。
質問では、和白干潟の広さはどのくらいか、和白干潟が埋め立てられないようにするにはどうすれば良いのか、夏・貝の中に虫が入るのか、などの質問がありました。
最後に子ども達からお礼の言葉があり、終りの挨拶をして解散しました。長靴や服を濡らした生徒もいましたが、元気に帰って行きました。
観察された鳥:クロツラヘラサギ(1)、カワウ、ミサゴ、アオサギ、ダイサギ、ウグイス
生き物:コメツキガニ、マメコブシガニ、ケフサイソガニ、ヤマトオサガニ、ガザミ(死骸、抜け殻)、アサリ、オキシジミ、ユウシオガイ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、アラムシロガイ、マガキ、
タマシキゴカイの糞塊と卵塊、スナジャワン(ツメタガイの卵塊)、サルボウガイ
植物:花:ハマボウ、ハマナデシコ、ハマウド
穂:ハマニンニク
海そう:アオサ、オゴノリ、ボウアオノリ
今林眞由美
2023年6月11日 -晴れ時々曇り-
【観察鳥種】21種
【参加者数】14人 守る会8人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸(奈多入口まで)
雲って蒸し暑かったので、木陰で水分補給をしながらの観察でした。集合した和白公園ではキョウチクトウの赤い花が咲き始め、アベリアの白い花のいい香りもしていました。
鳴きながら飛んできたイソヒヨドリが、ビルの上で、羽をばたつかせながら鳴いていたので、どうしたのか心配でした。
奈多方面に向かい、和白川河口でカササギとカワラヒワに出会い、ラジオ塔の鉄線にカワウが8羽等間隔に並んでいました。
沖の棒杭にはミサゴと羽を広げたカワウが止まっていました。道沿いにはトキワススキが穂を出し、コマツナギの花が咲き、ヒメヤブランも蕾を付けていました。
低い鉄塔の上に鳥の巣がありハシブトガラスが2羽いました。
塩浜護岸ではトベラやエノキの実がたくさん生っていました。シジュウカラが囀りながら木々の間を飛んでいきました。
五丁川河口では、電線にとまったキジバトの美しい羽根の模様を観察しました。ホオジロも囀っていました。川岸にはハマナデシコやテリハノイバラの花が咲き、沢山の蝶や蜂でにぎやかでした。
陸に上がっていたアカミミガメを拾い、皆さんと観察し川に放しました。川にはクサフグが大量にいました。ツバメが今日は高いところを飛んでいました。
五丁川河口の展望所からは雁ノ巣レクリエーションセンターの照明塔の上にミサゴの巣が見え、とても大きく丈夫そうでした。林の中に白い筆先のようなキノコ、ササクレヒトヨタケが大小10本ほど見つかりました。
シジュウカラの幼鳥にも出会いました。水処理場横のクリークの岸には最近増えたハクセンシオマネキが白いハサミを振っていました。
鳥の数は少なかったですが、初夏の自然にたくさん出会えた観察会でした。
【参加者の感想】
◆シジュウカラの幼鳥が可愛かった。。
◇キジバトがきれいだった。
◆カワウが多かった。
◇カササギがきれいだった。
◆ハクセンシオマネキがたくさんいた。
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山之内 芳晴
日時:2023年6月11日(日)09:00~10:30
参加者:58名(香住ヶ丘子供会29名、香住ヶ丘ボーイスカウト26名、一般1名、和白干潟を守る会2名)
回収ゴミ:17袋(燃えるゴミ11袋、燃えないゴミ3袋、プラスチックゴミ3袋、土のう1袋)
晴天の中でのラブアースクリーンアップでした。
今年は、探鳥会と重なったことで、守る会の参加者は少なかったですが、香住ヶ丘子供会と香住ヶ丘ボーイスカウトからの参加があったことで、50名を越える参加がありました。
海の広場から唐原川河口までの間を清掃し、プラスチックゴミや空缶・空ビン、浜辺の草木などを回収しました。