最近の和白干潟
2024年2月
環境省モニタリングサイト1000. 2023年度冬期シギ・チドリ調査3回目報告(2月 9日)
田辺 スミ子
●日 時:2月24日(土)15:00~17:00
●参加者:24名:一般9名(株式会社にしけい3名、パナソニックホールディングス株式会社1名、西南大学生1名、他4名)、守る会15名
●回収ゴミ:62袋: 可燃ゴミ:59袋、(自然ゴミ:草木45袋、人工ゴミ14袋)不燃ゴミ:3袋、粗大ゴミ:浮き1個、冷蔵庫内の野菜入れ容器1個、木の枝2本
●見られた鳥:ミヤコドリ2羽、ミサゴ1羽、ツクシガモ9羽、スズガモ約100羽、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハクセキレイ2羽、アオサギ、ダイサギ、ヒヨドリ
●植物 実:マサキ、シャリンバイ、センダン、ナワシログミ、ノイバラ
新芽:ハマウド、アシ、アキグミ、タブノキ
穂:ハマニンニク
朝はとても寒かったのですが、クリーン作戦が始まる頃には晴れて日が照り暖かくなりました。先日からの強い風で海がとても荒れていた時もありました。
海の広場前は比較的綺麗でしたが、草木と一緒になった古いアオサが水際に残っていました。
アシ原入口より唐原川河口付近までの広範囲で、アシの上に横になった草木があり、その中には人工ゴミやアオサも交じっており、取り除くのに手間がかかりました。
先月のクリーン作戦で、唐原川河口右岸入り口までのペットボトルなどの人工ゴミを念入りに集めたので、今月は少なく感じました。
初めて参加された企業の方や遠く熊本からの参加の方もあり、人数の割には沢山のゴミが回収できたと思います。
クリーン作戦後に野鳥観察をしてから、輪になって本日の成果等をお知らせし、初めて参加された方に感想などをお聞きしてから、記念撮影後に散会しました。
参加された皆さまお疲れ様でした。ありがとうございました。
感想
・人工ゴミが砂にめり込んでいた。清掃した後綺麗になったので気持ちが良かった。
・思っていたより人工ゴミが多かった。今後も継続して参加したい。
・小さなプラスチックゴミが多かった。たばこの吸い殻が多かった。
和白干潟の後背林では春に向けて小さな新芽が準備を始めており、アシも草の中から小さな芽を出していました。
ミヤコドリやツクシガモもまだ見ることができます。少しずつ春を感じさせる和白干潟です。
ページのトップに戻る
南 のり子
2024年2月11日 -晴れ、強風とかすみ-
【観察鳥種】34種
【参加者数】14人 守る会9人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→海の広場
風の強い一日でした。集合場所の和白公園ではジョウビタキがヒッヒッと強く鳴いて、挨拶しているようでした。
和白4丁目の海岸には、ツクシガモやオナガガモ、マガモなどが強風を避けるように群れていました。
いつもは穏やかな博多湾ですが、白波がたち空もかすんでいましたが、なんとかスズガモやホオジロガモの群れと、対岸の雁ノ巣の海岸にミヤコドリを確認できました。
大潮と強い西風のためすでに潮が満ちてきていて、海の広場まで進むとアシ原の近くにカモ達が寄せ集められたように群れを作り、休んでいました。
ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモも見えました。そんな中、元気よく飛んだりエサを探していたのはハクセキレイでした。
また海中に立つ杭の上でミサゴが捕まえた大きな魚を食べる様子を、じっくりと見ることができました。悪天候でも大物を捕獲できることに皆さん感心していました。
アシ原の中を移動している時、オオジュリンが飛び立っていきました。砂洲に出ると、ツクシガモなどの群れが驚いて飛立つ様子を間近に見ることができました。
マサキ、シャリンバイ、センダンの実はまだ残っていましたが、野鳥たちの食料も残り少なくなっているようです。ハマウドは濃い緑色の葉がもう伸びていました。
ハマサジの株は砂浜で小さく縮こまっていますが、小さな新芽が発芽していました。
今回は寒さと強風の中でしたが、カモ類が近くで観察できました。特にツクシガモが人気でした。
香港から春節の休暇で日本に旅行中の女性も参加されました。英語ができる会員の方がいて、本当に助かりました。
【参加者の感想】
◆香港にはツクシガモはいないので、見れてよかった。白い色がきれいだった。
◇ミヤコドリが見れて良かった。
◆ミサゴが捕まえた魚が、大きくておいしそうだった。
◇寒い中ハクセキレイが元気に飛び回っていた。
ページのトップに戻る
山本廣子
●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。
今津では2024年2月4日(月祝)午後に3回目の調査を行いました。タゲリ29羽、ダイゼン1羽、ハマシギ35羽、アオアシシギ13羽、イソシギ2羽の、5種80羽がカウントされました。
他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ7羽、ツクシガモ82羽、ズグロカモメ12羽、ミサゴ8羽、ハイイロチュウヒ1羽、ハイタカ2羽、ノスリ1羽、チョウゲンボウ2羽が観察されました。
博多湾東部では2024年2月9日(金)に3回目の調査を行いました。ミヤコドリ28羽、イカルチドリ1羽、シロチドリ77羽、ダイゼン2羽、ハマシギ15羽、イソシギ8羽の、6種131羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ16羽、ヘラサギ6羽、ツクシガモ100羽、ミサゴ18羽、カンムリカイツブリ10羽が観察されました。
2月9日(金)は風が冷たく、天気は薄曇り時々晴れ又雨と落ち着かない天候でした。シロチドリやハマシギなどは和白や唐原にいました。
ミヤコドリは和白と奈多と雁ノ巣に分かれていました。香椎や雁ノ巣にはオオバンやカルガモ、カワウなどがいました。五丁川にハシビロガモやオオバンがいました。
香椎海岸ではトベラの実がはじけて赤くなっており、ツルナの花が咲いていました。奈多のクリークには殻が落ちて真っ赤なツルウメモドキがありました。
奈多海岸の護岸工事が進んでおり、奈多海岸には入れなくなってます。奈多のクリークの団地側が木を切って護岸が整理されていました。
クロツラヘラサギは多々良川河口に11羽、名島に2羽、香椎の岩に3羽並んで休んでいました。ツクシガモは、和白、奈多、雁ノ巣に100羽いました。
カワウが繁殖羽になっていました。ミサゴが多くて、全体で18羽いました。多々良川河口にキンクロハジロ400羽、ユリカモメが50羽、ホシハジロ80羽が見られました。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
ページのトップに戻る