最近の和白干潟

2024年8月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(8月24日)

定例探鳥会報告 和白海岸(8月11日)

「環境省モニタリングサイト1000」2024年度 秋期シギ・チドリ調査1回目 報告(8月 6日)

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

                                田辺 スミ子

  ●日 時:8月24日(土)15:00~16:30
  ●参加者:31名:一般19名(九産大宗像ゼミ先生1名と学生2名、筑紫女学園高校生2名、海外在留ネパール協会7名、他7名)守る会12名
  ●回収ゴミ:44袋:可燃ゴミ:42袋(自然ゴミ:アオサ2袋、草木30袋、人工ゴミ10袋)、不燃ゴミ:2袋
  ●粗大ごみ:発砲スチロールケース大3個、Pレジャーシート1個、乳母車1個、タイヤ1個、炊飯器1個、簾1個、プランター1個、ボール4個、木枝4本
  ●見られた鳥:ミサゴ1羽、コサギ5羽、ダイサギ10羽、ウミネコ1羽、カワウ1羽      
  ●見られた花:ハマゴウ、ハマサジ、メリケンムグラ、ホウキギク、ツルマメ、クサネム    
  ●実:ナンキンハゼ、ハマゴウ、シャリンバイ、ノブドウ、ハマボウ、ホソバノハマアカザ 
  ●穂:イガガヤツリ、ヒトモトススキ
  ●生き物:コメツキガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、ツクツクボウシ、ウスバキトンボ

  本日は風が無くとても蒸し暑かったのですが、浜辺に出ると涼しい風が吹いていて過ごしやすかったです。嬉しいことに一般の方の参加が多く有りました。

     

  約一時間皆汗だくになりながら、ソリ、一輪車、リヤカーで等でゴミを運びました。

     

  1か月以上もゴミが流れ着くような雨は降っていませんが、何故か?粗大ごみが多く有り、近隣から持ち込んだばかりと思われるものも何個かありました。また以前のようなワンカップの空きビンも沢山ありました。
  大野城市など遠方から来てくださる方や、団体で参加して下さる方もあり、小学生と幼児2名の参加もありました。しかし困ったことに近隣からの家庭用の持ち込みごみも有ります。

     

  前回参加者の熱中症の心配がありましたので、今回は冷たい飲み物も用意しました。暑いので、飲み物はほとんどなくなりました。
  清掃後に輪になり、本日の成果をお話して、参加者の感想を聞き、記念写真を撮り散会しました。参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。

     

  参加者の感想:
   九産大生:初めて参加したが良い経験ができた、出来れば毎回来たい。
   ネパールの方:初めて参加したができれば今後も続けたい。
   大野城市より来た筑紫女学園高校生:皆が親切で優しかったので楽しかった。
   家族連れ新宮の方:ペットボトルなどのゴミがたくさんあり、ゴミが拾えて有意義だった。また参加したい。


  和白干潟の様子
  この時期は渡り鳥が少ないですが、潮が引いたばかりの砂洲では留鳥のサギたちが大勢集まっていました。干潟の生き物たちはまだ砂の中でした。
  干潟が暑すぎて海水温も高くて、生きものたちは可愛そうです。幸いにして?アオサがいつもの様には生えていません。
  ハママツナに絡まったり浜辺に流れ着いたりした若いアオサは少しありました。
  雨が降らないために海の広場の草木類も元気がありませんでした。いつものような元気な秋が待たれます。

     



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定例探鳥会報告 和白海岸

                      今林眞由美

  ●2024年8月11日 -晴れ(35度の猛暑)-
  ●【観察鳥種】20種
  ●【参加者数】9人 守る会5人
  ●【担当者】山本廣子、田辺スミ子、今林眞由美
  ●【コース】雁ノ巣海岸→奈多クリーク

  集合した公園では、木陰にヤマトシジミが30頭くらい飛んでいました。とても暑いので、なるべく歩く距離を短くして鳥も多く観察できるコースをと検討し、奈多方面にしました。
  水処理センターの近くまで車で乗り合わせ、そこから歩き、奈多駅で4名のご家族と合流しました。奈多小学校横から雁ノ巣海岸に降りました。
  目の前の海上を2羽の鳥が横切り桟橋の手前の岸辺に降りたので、スコープで観るとオバシギが4羽いました。合流したのですね。私たちの近くの砂浜にまた一羽飛んできて、ゴカイのような餌を食べていました。
  目が大きく、胸が少し茶色くメダイチドリかと思いましたが、よく観察すると、嘴が顔の半分以上あり足も黄色っぽくてオオメダイチドリでした。
  ここで子供たちはカワセミも見たそうです。声は聞こえました。海面上にウミネコが浮かんだまま顔だけを水中に突っ込み魚を捕まえていました。

                 

  奈多クリークでは、ネムノキやキョウチクトウの花が咲き、桃の実がおいしそうに実っていました。対岸の水辺を観察しながら移動しました。

     

  満潮近くなり、キアシシギが数羽松の木の枝に並んでとまって潮が引くのを待っているようでした。またイソシギと一緒に岸辺を移動するグループや、岩の周りで休んでいるキアシシギの群れがいました。
  その群れが飛び立ち移動する姿は美しかったです。奈多団地はずれの木陰で鳥合わせをしました。暑くても風はあり木陰ではホッとして、水分補給と休憩ができました。

     

  距離も時間も短くしましたが、4種のシギ・チドリ類と羽数もキアシシギだけでも21羽も出会えて楽しい観察会でした。

 【参加者の感想】
   ◆鳥がたくさん見られて良かった。
   ◇オオメダイチドリが可愛かった。
   ◆キアシシギがたくさんいて良かった。
   ◇カワセミがきれいだった。
   ◆オバシギが見られて良かった。



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「環境省モニタリングサイト1000」2024年度 秋期シギ・チドリ調査1回目 報告

                                                                                         山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では8/4(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  ツバメチドリ1羽、アオアシシギ14羽、キアシシギ18羽、ソリハシシギ1羽、イソシギ1羽の、5種35羽がカウントされました。
  他にはクロツラヘラサギ2羽、ミサゴ2羽が観察されました。(クロツラヘラサギは越夏するかもしれませんね。)

  博多湾東部では8/6(火)午後に1回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ3羽、オオメダイチドリ2羽、アオアシシギ4羽、キアシシギ45羽、イソシギ4羽の、5種58羽がカウントされました。他にはミサゴ2羽が観察されました。

  8/6の博多湾東部は35度以上の猛暑続きの中の一日でした。和白干潟付近のアオサは暑さに負けたのか風向きで流されたのか、ほとんど無くなっていました。
  雁ノ巣と奈多護岸下などにはアオサやボウアオノリ、アサミドリシオグサなどが多く発生していました。全体にサギ類とカワウは元気そうでした。

               

  キアシシギが多く、オオメダイチドリも来ていました。シギやチドリたちは過酷な渡りのためか、痩せているように見えました。
  ミヤコドリが3羽、香椎海岸にいました。越夏するのでしょうか?潮干狩りや磯遊びなどの人は見当たらず、多々良川河口で魚釣りの人が2人いました。

               

  奈多のクリークの護岸ではタカサゴユリの花が咲いていましたが、雨が降らずに枯れかかっていました。エノキの実が色づいており、ツクツクホーシが鳴いていました。
  唐原川河口や多々良川河口ではシナガワハギが咲いていました。多々良川河口ではセンナリホウズキの花と実がついていました。和白干潟ではハマゴウの花と実がついていました。

     

  奈多護岸ではシャリンバイの実が生っていました。ウミネコの群れが雁ノ巣の砂浜に30羽、多々良川河口に20羽いました。五丁川河口のカネンテにはササゴイがいました。
  唐原川河口ではハクセンシオマネキが、奈多のクリークや雁ノ巣ではヤマトオサガニが元気に動き回っていました。

                

  調査参加者は今津が4名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
     



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