最近の和白干潟
2024年10月
チームエナセーブ未来プロジェクト ダンロップグループの和白干潟の観察会とクリーン作戦報告(10月 6日)
田辺 スミ子
●日 時10月26日(土)15:00~14:55
●参加者:59名: 一般49名(九産大個人3名、九産大宗像ゼミ6名、九産大澤田ゼミ24名、大和ハウス工業(株)11名、個人5名)和白干潟を守る会10名
●回収ゴミ:136袋:可燃ゴミ134袋(人工ゴミ14袋、アオサ120袋)、不燃ゴミ2袋
●粗大ゴミ:木枝類5本
●観られた鳥:ミヤコドリ10羽、クロツラヘラサギ18ヘラサギ1羽、ミサゴ3羽、ホウロクシギ1羽、ウミネコ4羽、オオバン20羽、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ウグイス、ジョウビタキ、モズ、ヒヨドリ
●植物
花 :ウラギク、セイタカアワダチソウ、ハマボウ、ハマゴウ、ナワシログミ、アキノミチヤナギ
穂 :オギ、アシ、ダンチク、キンエノコロ
紅葉:ハゼ、ハママツナ
実 :シャリンバイ、ネズミモチ、アキグミ、ナンキンハゼ、クサネム、ノブドウ
本日のクリーン作戦は、雨マークもありましたが、曇りで時々日差しもありました。気温も高くなくて真夏よりは作業もしやすかったです。
企業や学生の参加が多く、嬉しい限りです。予想をはるかに超えて大勢の方に参加いただきました。
アオサを回収する人と人工ゴミを集めるグループに分かれて、作業に入りました。リヤカー、一輪車、ソリで回収場所まで運びました。
打ち上げられたアオサは表面が白化したのもあり、下は緑色ですでにヘドロになったのもありました。参加グループには幼児と小学低学年で、子ども6名の参加がありました。
子どもの中にはバッタやカマキリを虫かごに入れて観察し、自然を満喫して楽しそうでした。
又、海の広場前より市道までのあいだにはアオサが堆積しているために、空き地の方に回って運んでもらいました。参加者には若人が多く、沢山のアオサを回収できました。
最後にみんなでまとめや交流をして、記念写真を写して、散会しました。 参加された皆様お疲れ様でした。
参加者の感想:
大和ハウス工業の方 :初めて参加した。アオサが多かった。また参加したい。
九産大澤田ゼミの学生:アオサと人工ゴミが多かった。
宗像ゼミの学生 :初めて参加した。九産大の近くにこんな良い自然があることを知った。
九産大教員の方 :子供と2名で個人参加。学生には聞いてはいたが、アオサが多かった。
香住ケ丘の方 :引っ越してきた。インターネットを見て初めて参加した。
初めて参加の皆さんは、守る会のホームページや、市のホームページを見て参加して下さる方が多いようです。和白干潟では、海の広場前にウラギクの花が満開です。
今年も海の広場の広い範囲に広がり、薄紫の花は可憐です。ハママツナの紅葉もアシ原の前で見られます。
季節外れのハマボウもそれぞれの木に2~3輪咲いていました。入口あたりにはピンク色のハナカタバミがかわいく咲いていました。大きなダンチクの穂が出ていました。
海の広場も回りも四季があり、自然がいっぱいで、いつ来ても飽きることが有りません。木々の紅葉も始まりました。
今年もアオサがあり、ほどほどのアオサであればカモ達の餌や海の浄化にもなる様ですが、多すぎるのが問題です。
今年は夏が暑かったせいかいつもよりミヤコドリの飛来が少し遅れました。これからはミヤコドリやクロツラヘラサギ、カモ達が毎日見られます。
沢山のカモたちで賑やかな和白干潟が楽しみです。天気が良い日には夕映えも見られ、和白干潟がとても素敵になります。
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山本廣子
2024年10月13日-晴れ(まだ暑い)
【観察鳥種】31種
【参加者数】10人 守る会5名
【担当者】山本廣子、田辺スミ子
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→砂洲→海の広場
集合地の和白公園ではキンモクセイの花が咲いていて、良い香りがしました。10月に入って朝晩は涼しくなりましたが、昼間はまだまだ30度近い暑さです。
和白川河口のラジオ塔の近くに出て、渡ってきたばかりのミヤコドリ9羽とクロツラヘラサギ7羽を目の前で見ることができ、感動しました。
今夏の猛暑や残暑が長引き、カモたちもまだ少ないです。マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロなどが少数来ています。
ミサゴは棒杭に止まったり干潟に降りたりして5羽いましたが、1羽は鉄線に止まってピイピイと可愛い声で鳴き、まだ幼鳥のようでした。
私たちが下の海岸に降りたら、寝ていたクロツラヘラサギが驚いて飛んで行ってしまいました。
海岸を歩きましたが、沿岸にはハマボウの木が何本も大きく茂っていました。1輪だけ花が咲いていました。アシの穂が出ていて、少し秋の気配がしました。
干潟に小さい鳥たちがたくさん降りて動いています。望遠鏡で見たらシロチドリとメダイチドリが全部で41羽もいました。何とカニを食べているものもいました。
しばらくして動きが止まってきて、干潟で休憩するようでした。可愛かったです。ダイゼンも2羽いましたが、痩せているように見えました。
ソリハシシギとホウロクシギもいて、10月なのにまだ秋の渡りが続いているようです。顔が黄色いハクセキレイの幼鳥もいました。
海の広場には、アキノノゲシやアキノミチヤナギの花が咲いていました。砂洲にはまだハマゴウの紫色の花も見られました。
夏と秋が混じっているようなこの頃です。越冬するカモたちが早く来てほしいと思いました。
暑いので鳥たちが見られるかなあと思っていましたが、今日はシギやチドリやクロツラヘラサギなど思いのほかたくさん見ることができ、嬉しい探鳥会でした。
【参加者の感想】
◆シギやチドリが見られて良かった。
◇シロチドリやソリハシシギが可愛かった。
◆クロツラヘラサギとミヤコドリが見られた。
◇アシの穂が出てきた。
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今林
眞由美
日 時 :2024年10月6日(日)14:00~16:00 中潮 満潮 11:29 干潮 17:15 天気:くもり
参加人数 :43名 ダンロップ37名(子供4名、スタッフ4名) 守る会6名
回収されたゴミ:31袋(アオサ:30袋、人工ゴミ:1袋)
曇り空で海風があり、暑くも寒くもなく活動しやすい天候でした。砂浜にはアオサが薄く広がっていて、岸にはほとんどゴミがありませんでした。
海の広場に集合して、日本ユネスコ協会連盟の日下部さんから、プロジェクト未来遺産運動について説明がされました。
ダンロップの代表の方々と守る会の山本代表の挨拶で観察会が始まりました。今年も遠く宮崎県都城からも来られていました。
鳥の観察では、唐原川の河口にカワウやサギの群れや、ミサゴが浜に降りているのと棒杭に止まっているのを観察しました。
途中からホウロクシギが一羽波打ち際を歩いているのも見ました。沖にはカモの群れもいました。
砂浜のハマボウの木や、ハママツナ、アキノミチヤナギなどの花を見ながら砂洲へ移動し、砂洲では 小さい丸い巣穴を掘ってコメツキガニを探しました。
穴を掘ってもなかなかカニが見つからず、「カニが家出しているね」という声も聞こえました。
カニの巣穴はたくさんありましたが小さいものが多く、捕まったカニも小さいものがほとんどで、大人のカニは見当たりませんでした。
時間とともに潮も引いてきたので、沖まで行ってアサリを探しました。アサリは浄化実験ができるくらいは採れましたが、多くが1センチ以内の小さなものでした。
他のカイやカニなどの生きものもあまり見られませんでした。これも長引いた猛暑のせいで減ったのでしょうか。砂洲まで戻って、採取した生きものを紹介しました。
それから、アシ原で打ち寄せて白くなったアオサやまだ緑色のアオサをソリやリヤカーを使って回収しました。皆さん積極的にたくさん回収していただきました。
海の広場前の浜で集合写真をとり、その後、山本代表が紙芝居で和白干潟の歴史や自然を紹介し、自然を守るために私たちが出来ることを話しました。
アサリの浄化実験の結果を発表しました。最後にダンロップの社長が挨拶をされて、観察会を終了しました。子供たちは、観察会も清掃活動も積極的でよく頑張っていました。
反省会の終わり頃に雨が降りだしましたが、皆さんは雨に会わずに終わることができてよかったです。
観察されたもの
野 鳥:ホウロクシギ( 1 )、クロツラヘラサギ(1)、ウミネコ(2)、ミサゴ(3)、ダイサギ(20)アオサギ(2)、コサギ(10)、カワウ(50)、シロチドリ(1)、
ハマシギ?(10)、オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、(カモは全体で40くらい)
生き物:コメツキガニ、ハマトビムシ、アサリ、オキシジミ、ユウシオガイ、シオフキガイ、アラムシロガイ、ホトトギスガイ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、ツボミガイ
植 物:
花:ハマゴウ、アキノミチヤナギ、ハマサジ、ハママツナ
穂:キンエノコロ、イガガヤツリ
実:ハマゴウ、ハマボウ、シャリンバイ、センダン
海 藻:アオサ、ボウアオノリ
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