最近の和白干潟
2024年11月
田辺 スミ子
●日 時 :11月23日(土)15:00~16:45
●参加者 :40名:一般27名(九産大宗像ゼミ先生共8名、九産大個人5名、福岡銀行美和台支店12名、他2名)、和白干潟を守る会13名
●回収ゴミ:47袋:可燃ゴミ袋44袋(自然ゴミ:草木5袋、アオサ30袋、人工ゴミ:9袋)不燃ゴミ3袋
●粗大ゴミ:木の枝1、リュックサック大1個
●鳥 :ミヤコドリ35羽、ハマシギ2羽、シロチドリ4羽、クロツラヘラサギ1羽、ミサゴ2羽、ツクシガモ11羽、マガモ、ヒドリガモ、
オナガガモ、オオバン、モズ、ウグイス、ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ
●植物
紅葉 :ハママツナ、アキニレ、ナンキンハゼ、ハマボウ
実 :アキグミ、マサキ、ナンキンハゼ、シャリンバイ、ネズミモチ、トウネズミモチ、ノイバラ、クコ、アオツヅラフジ
穂 :ダンチク、アシ、オギ
本日のクリーン作戦は、15:00頃は風もあり寒く感じましたが、終わるころには風も止み日差しも出てきてだんだんと温かくなってきました。参加者に清掃についての説明をして、作業に入りました。
今回はアオサが全体に少なくて、広場前から市道までを主に回収してもらいました。唐の原川右岸のアシ原の中には人工ゴミもありました。海の広場より市道までの水際に、アオサが腐ってヘドロになった所もありました。
何時も清掃ができていない市道先の右岸側にも、一部の人達が行き、アオサを回収してくれました。
清掃の終了後に野鳥を観察した後、輪になり本日の成果などお知らせし、参加者に感想をお聞きしてから、記念写真を撮り散会しました。
参加された皆様お疲れ様でした。有難うございました。
参加者の感想
企業の方 :アオサが少なかった。野鳥が見られてよかった 。
九産大生 :海洋ゴミの研究をしており発表会があった。
その他の方 :いろんな生き物に会えて良かった。可燃ごみが少なかった。きれいになって気持ち良かった。和白干潟を守る会のホームページを見て参加した。
和白干潟では、渡り鳥のカモ達が大勢で越冬しています。ミヤコドリは今年は最高羽数で35羽が見られました。ヘラサギやクロツラヘラサギは数羽から最高で16羽が見られています。
海を見ると、毎日違った風景に出会います。特に渡り鳥のハマシギやシロチドリが、群舞したりあちこち動き回る姿が見られます。
海の広場周りの紅葉も綺麗です。アキグミがたわわに実り赤くなって美味しそうに見えます。
シャリンバイの実は濃い青、マサキははじけて中から赤い実がのぞいており、ノイバラ、クコの実等があります。
夕日もきれいです。夕日の写真を撮りに来られる人もいます。皆様もぜひ和白干潟に来ませんか!感動しますよ。
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山本 廣子
開催日時:2024年11月17日(日)11:00~15:00曇り時々晴れ一時小雨
開催場所:和白干潟 海の広場
参加者 :約520名
第36回和白干潟まつりは大成功でした!
お天気は曇り時々晴れ一時小雨で不安定でしたが、暑くもなく寒くもなく程よい気温でした。
約520名の参加があり、特に子供たちが多く参加してくれたのが、嬉しかったです。水鳥たちも良く見られミヤコドリはなんと35羽も来ました。
お魚水槽展示やヒトデ、ウニなどのタッチプールも人気でした。バードウオッチング、植物観察、干潟の生きもの観察、自然遊びなどにもたくさん参加いただきました。
コロナが落ち着き、今回も食べ物の出店もあり、安心して過ごせました。手作りの小物の出店が多かったです。子どもたちもマジックをしたり、店を出していました。
ステージもコーラスやエプロンシアター、マジックなど、干潟の前で楽しく過ごせました。特に「手をつないで」のイベントには2重3重もの参加者の帯が出来て、参加者の協力する気持ちが感じられました。
1年に1回会う方々に懐かしく挨拶しました。反省会、後片付けなど最後まで力を合わせて頑張りました。
事前の会場整備では(株)環衛サービスの皆さんにご協力いただきました。ありがとうございました。
開会式
第36回干潟まつりを開会し、36回も続けられたことが素晴らしいので、お祝いのくす玉割りをしました。ラムサール宣言をしました。
バードウォッチング
望遠鏡で野鳥を観察。お子さんから高齢者の方まで50名が熱心に観察、60種確認しました。
植物観察
九州産業大学学生の城間さんなど3名の講師指導で海の広場の塩生植物を観察しました。17名参加。
自然遊び
堀講師指導で自然界での「保護色」や「擬態」を人工物探しゲームで体感しました。40名参加
干潟の生きもの観察
藤井講師指導で砂浜を掘り、カニや貝やゴカイ等の干潟の生きものを見つけました。28名参加
お魚水槽とタッチプール
マリンワールドからヒイラギなどの魚やヒトデやウニなどを展示、ウニには触れることができました
ギター弾き語り
堀さんがギターを弾きながら「およげたいやき君」などの曲を歌いました。トークも絶妙でした。
エプロンシアター
エプロンの和白干潟に手作りの干潟の生きものたちが、潮の満ち干に合わせて現れました。
紙芝居
「和白干潟の秋」の紙芝居、子供たちも話に引き込まれ聞き入っていました。
九州青年合唱団
「ミヤコドリ」「和白の春」など5曲を感情豊かに披露、素晴らしいハーモニーでした。
子ども劇場
わらべ歌と絵本「コメツキガニのたび」の読み聞かせがありました。いっしょに手遊びしました。
マジックショー
マジック1・2・3・4・5のグループがマジックを披露、子供たちも楽しんでいました。
一言アピール
6団体がそれぞれの活動ついて、大きな声でアピールしました。団体の男児もスティックパフォーマンスでアピールしました。
手をつないで
和白干潟に向かって「僕らはみんな生きている」「海」を大きな声で歌いながら踊りました。
干潟の清掃
35名の参加で、海の広場の前のアオサなどをソリで12杯分回収しました。
写真展・パネル展
和白干潟の自然アルバムや守る会と山・川・海の流域会議の活動の写真を展示しました。
模擬店・バザー
14店出店、木工品や手作りのバザーで弁当やパン、コーヒーなどの飲食物もあり、どこも賑わっていました。
その他のブース
ワークショップや展示、パフォーマンスなど、たくさんの人で賑わいました。
★第36回 和白干潟まつりラムサール宣言★ (抜粋)
1.私たちは、これからも大切な和白干潟の保全活動と環境保全の啓発活動を続けて行きます。
2.福岡市に対し、「博多湾・和白干潟のラムサール条約登録」の前提となる国指定鳥獣保護区の特別保護地区設定申請の方針を定め、具体化へ向けて早急に取り組むことを求めます。
それと同時に、和白干潟が福岡市の貴重な自然であり、保全の大切さを市民が理解できる取り組みを進めることを求めます。
3.福岡県に対し、「博多湾・和白干潟のラムサール条約登録」の前提となる国指定鳥獣保護区の特別保護地区設定申請を福岡市へ働きかけることを求めます。
4.環境省に対し、「博多湾・和白干潟のラムサール条約登録」の前提となる国指定鳥獣保護区の特別保護地区設定申請を福岡市へ促すことを求めます。
2024年11月17日 第36回和白干潟まつり参加者一同
福岡市長からのメッセージ
第 3 6 回 和 白 干 潟 ま つ り の 開 催 を お 喜 び 申 し 上 げ ま す 。
和 白 干 潟 ま つ り 実 行 委 員 会 の 皆 様 を は じ め 、参 加 者 の 皆 様 に お か れ ま し て は 、長 年 に わ た り 、干 潟 の 清 掃 や 自 然 観 察 会 な ど 、和 白 干 潟 の 環 境 保 全 活 動 に
取 り 組 ん で お ら れ ま す こ と に 、心 よ り 敬 意 を 表 します。
福 岡 市 に お き ま し て も 、生 物 多 様 性 の 損 失 を 止 め 、回 復 軌 道 に 乗 せ る「 ネ イ チ ャ ー
ポ ジ テ ィ ブ 」の 実 現 に 向 け 、市 民 、N P O 等 市 民 団 体 、事 業 者 、学 識 経 験 者 な ど の 多
様 な 主 体 と 連 携 し 、
生 物 多 様 性 の 社 会 へ の 浸 透 や 積 極 的 な 環 境 保 全 活 動 に つ な が る 取 組 み を 推 進 し
て お り ま す 。
和白干潟 ま つ り を き っ か け に 、干 潟 の 環 境 保 全 の 取 組 み が 今 ま で 以 上 に 広 が り 、和 白
干 潟 の 自 然 が 次 の 世 代 に 引 き 継 が れ て い く こ と を 祈 念 い た し て お り ま す 。
令 和 6 年 11 月 17 日 福岡市長 高 島 宗一郎
今林 眞由美
2024年11月10日-曇り
【観察鳥種】48種
【参加者数】19人 守る会7名
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲
空一面の雲でしたが、寒くも暑くもなく行動しやすい天気でした。集合した公園では、ピラカンサの赤い実やホルトノキの緑色の実がなり、アベリアの白い花が咲いていました。
ピピピッと鳴きながらハクセキレイが地面に降りてきました。干潟に向かって歩き始めると、ナンキンハゼの実がたくさん落ちていて、葉も少し色づいていました。
和白4丁目の市道から干潟に降りると、潮が引いていて遠くの水際や沖の海上にもたくさんのカモがいました。
一羽だけ大きく白っぽくみえるのはツクシガモ、白い胸にピンと後ろにはねた尾のオナガガモ、オレンジのモヒカン頭のヒドリガモなど、
中でも多かったのは黒いボディに白いお面をつけたようなオオバンでした。沖にはスズガモの群れとカンムリカイツブリが見えました。
カラスとミヤコドリが追いかけっこを続けていました。干潟では、シロチドリとハマシギ、ミユビシギが一緒に群れていて、その中にはハジロコチドリもいました。
100羽くらいのシギたちが一斉に飛び立ち移動する姿は美しく感動的でした。
海の広場の後背林では、ヒヨドリの声が賑やかで、ウグイスやコゲラの声も聞こえました。カワラヒワが枯れ枝の先にとまり、アトリはグミの実をついばんでいました。
ハママツナは赤く色づきだし、ウラギク、イソホウキギ、アキノミチヤナギの花が咲き、センダンやシャリンバイの実も色づきだして、秋らしくなりました。
暖かいので、ハマボウの黄色い花やハマゴウの花がまだ咲いていました。
ミヤコドリ、クロツラヘラサギ、ツクシガモが飛来していて見ごたえのある観察会で、観察された鳥の数も多く、人も鳥も賑やかで盛り上がった観察会になりました。
【参加者の感想】
◆ミヤコドリやダイゼンが見られて良かった。
◇シロチドリやハマシギが可愛かった。
◆海鳥の声が聞けて良かった。
◇カニが見れて楽しかった。
◆潮が遠くて鳥が見えにくかった。
◇海岸植物が見られて良かった。