最近の和白干潟
2025年1月
環境省モニタリングサイト1000、2024年度冬期シギ・チドリ調査2回目報告(1月14日)
田辺 スミ子
●日 時:1月25日(土)15:00~16:40
●参加者:24名:一般9名(九産大宗像ゼミ生と先生5名、九産大個人1名、他3名)守る会15名
●回収ゴミ:17袋: 可燃ゴミ:16袋、(自然ゴミ:草木類3袋、人工ゴミ13袋)不燃ゴミ:1袋
●見られた鳥:ミヤコドリ31羽、ツクシガモ103羽、セグロカモメ1羽、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハクセキレイ、ツグミ、ジョウビタキ
●植物 実:マサキ、シャリンバイ、ハマボウ
新芽:ハマウド、ハマサジ
予報では寒くなるとの事で気がかりでしたが、思ったほど寒くなくて良かったです。早朝には小雨が降った様ですが、明るくなったころは止んでいました。午後には風が強くて受付の場所を奥の方に移動し開始しました。
昨年12月のクリーン作戦の後に何回も強風が吹いており、海が荒れて、アシの上や水際には人工ゴミと乾いたアオサが絡まりとてもひどい状態でしたが、港湾局依頼の業者の清掃があったおかげで、見違えるように綺麗になりました。
本日のクリーン作戦では、取り残された人工ゴミを主に集めました。お陰で早く終わることができました。
野鳥観察をして、丸くなり、本日の成果をお知らせし、参加者の感想をお聞きして、記念写真撮影後に散会しました。参加された皆さまお疲れ様でした。ありがとうございました。
参加者の感想
アオサが多いときはアシ原の中に人工ゴミが絡まったのが多かった。
九産大生で1年生の時から4年間和白干潟に通ったが、今春卒業で社会人になるとの事で、皆で拍手した。
和白干潟まつり以来で久しぶりに来た。会社にもゴミ拾いの企画を出したので、会社としても参加できそう。地球を汚してはいけない。
宗像市より初めて参加した人=ネパールのカトマンズに2月から行き、ゴミの話や指導をする。和白干潟のクリーン作戦を参考にしたい。
和白干潟の後背林の樹木は葉を落とし、アシも冬枯れで真冬の眠りの中です。ハマウドは元気のいい新芽が出ています。マサキの実が大きくはじけて赤い実が出て、とてもかわいいです。
潮が引いてカモ達は沖の方にいましたが、干潟の生き物たちは砂に潜り、干潟の上にはカモ達の足跡が沢山ありました。ミヤコドリやツクシガモはまだたくさんいて、見ることができます。
間もなく植物たちも可愛い小さな新芽を出すことでしょう、春が待ちどうしいですね。
ページのトップに戻る
山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では2024年1/14(火)午後に2回目の調査を行いました。全国一斉調査です。
シロチドリ7羽、ダイゼン1羽、タゲリ27羽、ハマシギ61羽、アオアシシギ2羽の、5種98羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ6羽、ツクシガモ27羽、ズグロカモメ6羽、ミサゴ2羽が観察されました。
博多湾東部では1/13(月)に2回目の調査を行いました。全国一斉調査です。
ミヤコドリ33羽、イカルチドリ4羽、シロチドリ93羽、オオメダイチドリ2羽、ダイゼン5羽、トウネン2羽、ハマシギ80羽、アオアシシギ1羽、イソシギ12羽の、9種232羽がカウントされました。
他にはヘラサギ3羽、クロツラヘラサギ15羽、ツクシガモ221羽、ミサゴ6羽、カンムリカイツブリ1羽が観察されました。
1/13の博多湾東部は曇りでしたが、風が冷たく寒かったです。ハマシギとシロチドリの群れは、和白と雁ノ巣に主にいました。
ミヤコドリは和白と雁ノ巣と香椎で33羽が確認されました。クロツラヘラサギやヘラサギは多々良川河口にいました。ツクシガモは和白と奈多に221羽がいました。
奈多の護岸工事が行われており、干潟を大きく埋めていて残念でした。ツルウメモドキやセンダンやマサキやトベラの実がきれいでした。
香椎の砂浜にオゴノリが生えていました。多々良川河口にユリカモメが70羽いました。奈多のクリークにアメリカヒドリが1羽いました。
今回の博多湾東部の調査は、日本野鳥の会福岡支部の「和白海域水鳥全種調査」も兼ねて行いました。
1/14の今津は晴れて来て、干潮時で干潟が広がっていて、鳥が探しやすかったです。田尻地区は田んぼが多く、2番穂が実っていて、マガモが入って稲穂を食べていました。
カモ類はヒドリガモが多くいました。ズグロカモメやユリカモメがいました。カワウが繁殖羽になりかけていました。ハマシギが防波堤のすぐ下にいて、近くで観察できました。寒いので丸くなっていました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
ページのトップに戻る
山本 廣子
日 時 :2025年1月13日(月)12:45~16:30大潮 満潮:10:01 干潮:15:07 曇り
調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)とクリークや畑
参加者 :6名(山本、田辺、山之内、谷口、今林、秋山)
博多湾東部の冬期シギ・チドリ調査も兼ねて行いましたが、シギ・チドリ調査の方が範囲が広いので、和白海域のみ調査員が兼ねて調査を行いました。和白海域水鳥調査の報告をします。
カモ類13種1560羽、カモ類以外の水鳥16種220羽がカウントされました。
昨年はカモ類12種3197羽、カモ類以外の水鳥14種461羽でした。カモ類は種数が1種増えて羽数が1637羽減少、カモ類以外の水鳥は2種増えて221羽減っています。
カモ類ではスズガモが大きく減少しました。カモ類以外ではオオバンやカワウ、カンムリカイツブリが減ってしまいました。
カモ類1位はスズガモ507羽(昨年は1914羽)、2位はオナガガモ316羽(昨年は180羽)、3位はツクシガモ221羽(昨年は296羽)でした。
昨年末頃からカモたちが急に減ってしまいました。2000羽くらい来ていたスズガモが500羽程に。ヒドリガモ、ヨシガモ、オカヨシガモなども減少しました。
今冬のツクシガモの飛来は遅かったのですが、12月に入り増えてきました。奈多の護岸工事が行われていることで、環境に影響していることがあります。
今回はハマシギやシロチドリなどの小型シギ・チドリ類が昨年よりは増えてきました。ミヤコドリは25羽を確認しました。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
2025.01.13カモ調査用紙和白海域
2025.01.13カモ以外の調査用紙
2025.01.13和白海域鳥類分布図
ページのトップに戻る
今林 眞由美
2025年1月12日-曇りー
【観察鳥種】37種
【参加者数】9人 守る会6名
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→唐原川河口左岸
大荒れで雪が降るという予報で心配していましたが、曇りで時々日が差す天気となり無事行えました。
天気予報のせいか、9名の参加となりました。集合した公園では、スズメやヒヨドリが木々の間を飛び交っていました。
和白4丁目市道から海に下りてみると、マガモ数羽の群れが浮かんでいました。望遠鏡で覗くと沖にはスズガモの群れ、雁ノ巣の砂洲にはカワウやミヤコドリが休んでいるのが見えました。
岸辺にはイソシギとハクセキレイが忙しく餌を探しています。枯草の中にハマダイコンの緑の若芽が広がり初め、オオキバナカタバミの黄色い花も咲いていました。
枯草にとまったジョウビタキや、岸辺の葉を落とした木にはメジロ、ヒヨドリもとまっていました。打ち上げられてアシに絡まり白化したアオサが幾筋もたまっている浜を通って、海の広場に出ました。
砂洲の右手にツクシガモの群れと左手にオナガガモの群れがならんでいるのが見えました。広場の林ではヒヨドリが鳴きかわし、メジロやシロハラの声もしています。アシ原を通って砂洲にでました。
北風が冷たく寒かったのですが、アシ原の中は風が届かないので暖かく、ほっとできました。シャリンバイやマサキの実が生っていました。
砂洲から唐原川の岸に出る途中でオカヨシガモ、唐原川ではコガモもいました。唐原川左岸に着くと、ミヤコドリがいて群れで飛ぶスマートで美しい姿に歓声が上がりました。
北海道から探鳥に来られたという方が、北海道に来たことのないツクシガモが現れて、とても注目されているとのことでした。
和白干潟でたくさんのツクシガモやミヤコドリに会って、良かったことでしょう。散会後、浜を覗くと、ハマシギやシロチドリが群れで飛来していました。合わせて150羽以上いました。
風が冷たいですが、鳥たちに出会うと寒さも忘れて見入ってしまいます。今日もたくさんの出会いがあり楽しいひと時でした。
【参加者の感想】
◆ツクシガモがたくさんいて、びっくりした。
◇オナガガモがきれいだった。
◆ミヤコドリが見られて良かった。
◇コガモが見られて良かった。
ページのトップに戻る