最近の和白干潟
2025年2月
環境省モニタリングサイト1000、2024年度冬期シギ・チドリ調査3回目報告(2月13日)
田辺 スミ子
●日 時:2月22日(土)15:00~16:55
●参加者:23名:一般9名(九産大個人1名、宗像ゼミ先生と学生2名、他6名)、守る会14名
●回収ゴミ:53袋:可燃ゴミ50袋(自然ゴミ:草木25袋、人工ゴミ25袋)、不燃ゴミ3袋、粗大ゴミ(角材1個、木の枝2本)
●見られた鳥:ミサゴ1羽、ツクシガモ116羽、マガモ、オナガガモ、ハクセキレイ3羽、ツグミ5羽、ヒヨドリ、シロハラ2羽、トビ
●植物
新芽:ハマウド、アシ
実:マサキ、ナワシログミ
朝は風が無く時々雪がちらついてとても寒かったのですが、午後になりクリーン作戦が始まる頃には晴れて来ました。代わりに風が強くなりました。
最初にゴミ回収の説明をしてから始めましたが、先日からの強い風で海が荒れていた時もあり、唐原川河口付近のアシ原には人工ゴミが沢山ありました。
事前に人工ゴミを拾ってくださった方があり、海の広場前は比較的綺麗でした。アシ原入口より唐原川河口付近までの広範囲に、アシの上に上がった草木がありました。
その中には人工ゴミも交じっており、取り除くのに手間がかかりました。風に向って一輪車で運ぶのは大変でした。
今回は近隣の方や子ども連れの参加が有り、嬉しかったです。守る会の人2名で、市道近くの藪の中の大量の人工ゴミを集めました。
野鳥観察後に輪になって、本日の成果等をお知らせし感想をお聞きして、記念撮影をして散会しました。
九産大の学生さんで4年間クリーン作戦に参加された方2名が、この春無事卒業で社会人になられるとのことで、表彰状を渡しました。
参加された皆さまお疲れ様でした。ありがとうございました。
感想
・人工ゴミのビニール類が多かった。
・毎月清掃しているのに人工ゴミが多かった。
・今後も継続して参加したい。
・小鳥の死骸があったので胸が痛んだ。
・小さなプラスチックゴミやたばこの吸い殻が多かった。
和白干潟の後背林では春に向けて小さな新芽が準備を始めており、アシも草の中から小さな芽を出していました。
ミヤコドリやツクシガモは沢山残っています。
少しずつ春を感じさせる和白干潟です。皆さまもツクシガモやミヤコドリに会いに来てくださいね。
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山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。
博多湾東部では2025年2月13日(木)に3回目の調査を行いました。ミヤコドリ36羽、イカルチドリ1羽、ダイゼン6羽、ハマシギ31羽、アオアシシギ2羽、イソシギ15羽の、6種91羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ8羽、ヘラサギ3羽、ツクシガモ131羽、ミサゴ7羽、カンムリカイツブリ7羽が観察されました。
2月13日(木)の天気は快晴で風も弱くて、過ごしやすい日でした。ハマシギは雁ノ巣にいました。ミヤコドリは和白と雁ノ巣に分かれていました。香椎にはカルガモが多くいました。五丁川にはカワセミがいました。
香椎海岸では大きなマサキの木に赤い実がたくさん生っており、ツルナの花が咲いていました。和白干潟には藻類は見られませんでした。ツグミが浜に降りていました。
多々良川河口のアシ原にクロツラヘラサギが8羽、ヘラサギが3羽が休んでいました。カワウが繁殖羽になっていました。
ツクシガモは、和白、奈多、雁ノ巣に131羽いました。多々良川河口にキンクロハジロ150羽、ユリカモメ50羽が見られました。塩浜護岸の松が枯れていました。
今津では2025年2月27日(木)に3回目の調査を行いました。
ダイゼン1羽、タゲリ1羽、ハマシギ58羽、アオアシシギ12羽、イソシギ1羽、タシギ10羽の、6種83羽がカウントされました。
他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ7羽、ツクシガモ119羽、ズグロカモメ9羽、ミサゴ1羽、カンムリカイツブリ4羽、ホオジロガモ2羽が観察されました。
2月27日(木)の今津はカモ類が大幅に減っていましたが、その中でも干潟側はツクシガモが一番多かったです。
満潮時でしたので、いつも通りに瑞梅寺川・田尻橋から観察。対岸の堤防上にシギ・チドリ類やカモ類が集まって休息していました。※満潮時は川などの岸で休息していることが多いので、比較的カウントし易いです。
ただしコンクリート上にいる場合は、望遠鏡で見ないと気がつかないことがあります!クロツラヘラサギ達は、主に2つ池で休息していました。一部は水路にいました。
環境の変化
田尻:後背地(水田)の1-2枚分が埋め立てられて、建設機械などの資材置き場になっていた。
西南大学グラウンドから大きな音楽が響いてくる時間帯(運動部の練習中)があった。
調査参加者は博多湾東部が8名、今津が2名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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今林 眞由美
2025年2月9日-曇りー
【観察鳥種】43種
【参加者数】13人 守る会8名
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→唐原川河口左岸
数日この冬一番の寒波が続いていて、気温は上がりそうになく、せめて強い風が吹きませんようにと祈って迎えた今日でした。
集合した公園のサンゴジュの下にジョウビタキの雄がいて、見ているとだんだん私たちの方に近づいてきてくれました。ヒヨドリやメジロが数羽ずつ皆さんの上を飛んでいきました。ウグイスの声も聞こえました。
和白4丁目の市道から、浜にでると目の前のRKBの鉄塔の下にオナガガモの群れとマガモが数羽、沖の海上にはスズガモが数百羽黒い点線のように浮かんでいました。
中にはホオジロガモもいます。足元の草むらはもう春のようで、カラクサケマンの赤紫やオオイヌノフグリの青い色の花が咲いていました。
浜を歩いて海の広場まで行くと、草むらに黄緑に褐色の模様のアオジがいて、低いところを飛んで行きました。岸に近い砂浜でツグミやハクセキレイがいて、水を飲んでいるのか、餌を探しているのでしょうか。
ここの波打ち際にもオナガガモの群れと日差しを受けて白く大きく見えるツクシガモ、群れずに転々とミヤコドリもいます。沖のウミアイサのボサボサ頭が可愛いです。
時々頭を上下に揺すって求愛行動をしてるようですが、雄同士でシンクロしてたので、練習してるのだろうとなりました。
すっかり、葉を落として実だけを付けたハマボウや黒い実のシャリンバイ、少し膨らみかけた実のナワシログミを見ながらアシ原を抜けて、唐原川の右岸に出ました。
コガモのペアがいました。雄の頭は茶、緑、時々紺色、お尻のクリーム色やたまに見える羽根の鮮やかな緑がとても美しかった。
橋の下にはオオバンとイソヒヨドリがいました。イソヒヨドリは日陰にいたので、いつもの美しい色が見えずに残念でした。左岸に向かっていると、カワセミがいました。
光を浴びて青く輝いて見え、皆さんから感動の声がもれました。左岸につくとハマシギやシロチドリなどもいました。
明るい陽射しの下で、羽色など美しく見ることができ、また心配した風もなく絶好の冬鳥観察日和でした。
参加の皆さま、鳥さん、ありがとうございました。
【参加者の感想】
◆ツクシガモがたくさん見られた。
◇イソヒヨドリとカワセミがきれいだった。
◆ミヤコドリが見られて良かった。
◇ウミアイサの求愛ポーズが良かった。
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