最近の和白干潟

2025年3月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(3月22日)

定例探鳥会報告 和白海岸(3月 9日)

  indexに戻る


和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                              田辺 スミ子

  ●日 時:3月22日(土)15:00~17:00
  ●参加者:28名:一般10名(九産大宗像先生1名、九大生1名、他8名内小学生3名、中学生1名)、守る会18名
  ●回収ゴミ:70袋:可燃ゴミ:69袋(人工ゴミ14袋、草木55袋) 不燃ゴミ:1袋
  ●粗大ゴミ:掛け布団 1枚
  ●見られた鳥:ミヤコドリ:37羽、ミサゴ1羽、アオサギ5羽、コサギ2羽、オナガガモ、マガモ、ツグミ、ハクセキレイ、ホオジロハクセキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキ
  ●生きもの:ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、コメツキガニ    
  ●植物:
    花 :ハマダイコン
    実 :ナワシログミ
    海藻:オゴノリ

  本日のクリーン作戦は、朝から晴れていて風はありましたが、次第に気温も上がり暖かい一日でした。今回もゴミの分別や回収場所の説明をして始めました。
  強風が吹いた割には人工ゴミが少なく感じました。草木類は多く、アシの根元に絡みつき、その上には人工ゴミのプラスチック類が混ざっていました。
  プラスチック類をゴミ袋に入れながら、残りを手ではがしてソリや一輪車、リヤカー等で運びました。海の広場前は比較的綺麗でした。

                    

  今回は一般の参加者が多く、春日市より家族5名で参加しておられ、また南区よりの2名の親子連れの参加もありました。遠方の方々が気にかけて下さり、嬉しい限りです。今回は守る会の参加も多かったです。

     

  野鳥観察した後で輪になり、清掃後のゴミの数や水質調査などの結果のお知らせや、4月~5月の催しを皆さまにお知らせしました。又、最後に感想をお聞きして記念写真を撮り散会しました。
  尚市道のごみ集積場に、港湾局より不法投棄禁止罰則付きの看板を立てていただきました。お陰さまで不法投棄が少なくなりました。 参加された皆様お疲れ様でした。

     

  参加者の感想:
   初めて参加したが、きれいになって気持ちが良かった。
   いつも楽しく参加している。    
   人工ゴミのプラスチック類が多かった。
   南区の方:色々なゴミが多かった。たばこの吸い殻が多かった。
   春日市の方:初めて家族で参加した。海がきれいで、ゴミも拾えて良かった。


  今和白干潟では、後背林やアシ原は、春に向けて新芽を出すなど準備をはじめています。間もなく赤や黄色、薄緑や濃い緑に包まれた鮮やかな木々たちに会えることでしょう。
  やがて沢山あるナワシログミも色づき、小鳥たちの餌になる事でしょう。ハマエンドウなどの海浜植物も花盛りになり、干潟の生き物たちも活発になって来ます。

     

  ミヤコドリは最高の羽数で37羽も確認しました。4月頃までは見られることでしょう。またマガモやオナガガモは沢山見られました。皆さまも和白干潟に来て楽しんでくださいね。綺麗な夕日も見られますよ。


      


   ページのトップに戻る


定例探鳥会報告 和白海岸

                       今林 眞由美

  2025年3月9日-晴れー
  【観察鳥種】42種
  【参加者数】17人 守る会10人
  【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
  【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→唐原川河口左岸

  風はありましたがよく晴れて暖かく、清々しい気持ちで活動が出来ました。集合した公園では、イチョウの木にスズメが来てさえずり、近くのビルの縁にイソヒヨドリの雄もいます。
  円陣を組んで始めの挨拶をしていると、そばの木の枝にジョウビタキのメスがとまっています。
  和白4丁目の市道から干潟を見ると、和白川河口にコサギがふさふさの飾り羽を風になびかせてじっとたたずんでいます。そのそばでイソシギが動き回っています。イソヒヨドリが岸の家の塀に止まっています。

      

  ツグミも浜に下りて来て頻りに餌を探しているようです。鉄塔の下あたりにはオナガガモの群れが暖かい陽射しを受けてゆっくりと休んでいます。ミヤコドリもいます。
  足元のカラクサケマンやオオイヌノフグリやホトケノザも多くの花を付けています。

                  

  砂浜を海の広場まで歩きました。林では、ヒヨドリやコゲラの声がしています。ウグイスはまだ地鳴きでした。葉が落ちてしまった木々の枝から枝にツグミが数羽飛び交っています。
  広場の入り口の草むらにアオジが一羽、頻りに地面をつついています。海上にはスズガモの群れが長い線上に並び1000羽位います。群れの中にはホオジロガモやホシハジロも見えます。
  少し離れてカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリもいます。水際ではツクシガモの白いお腹とマガモの雄の緑色の頭が鮮やかです。

     

  顔が白く過眼線が無いハクセキレイが現れて、「野鳥だより ふくおか」3月号に紹介されていた、ホオジロハクセキレイだろうと言われ、「知ると見える」体験を目の当たりにしました。
  アシ原の中を通って、砂洲に抜けてから唐原川右岸に出ました。やぶにはハマダイコンの花が咲いていました。川にはコガモのペアとイソシギやオオバンがいました。

     

  道路のふちには、スミレやナズナ、ノボロギクなど春の花が咲き始めています。左岸まで行き鳥合わせをし、終わりました。

                  

  カモたちが見られるのもあと少しの間です。「たくさん来てくれてありがとう。無事に北に帰り着き、秋にはまた元気な姿を見せてね。」と声をかけて帰りました。

  
【参加者の感想】
    ◆スズガモが多く感動した。
    ◇ツクシガモがたくさん見られた。
    ◆ミヤコドリが見られて良かった。
    ◇マガモのペアーがホッコリした。
    ◆ホオジロガモが見られて嬉しかった。


   ページのトップに戻る


  indexに戻る