最近の和白干潟

2025年4月

「環境省モニタリングサイト1000」2025年度 春期シギ・チドリ調査1回目 報告(4月15日)

定例探鳥会報告 和白海岸(4月13日)

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「環境省モニタリングサイト1000」2025年度 春期シギ・チドリ調査1回目 報告

                                                             山本 廣子

  ●春期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告いたします。

  今津では4/6(日)午前中に1回目の調査になりました。
  コチドリ11羽、セイタカシギ2羽、ハマシギ13羽、イソシギ3羽、ダイシャクシギ1羽、タシギ4羽、アオアシシギ11羽の、7種45羽がカウントされました。

  博多湾東部では4/15(火)午後に1回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ12羽、コチドリ3羽、イカルチドリ1羽、ダイゼン3羽、ハマシギ91羽、オバシギ9羽、ミユビシギ3羽、アオアシシギ2羽、イソシギ5羽、オオソリハシシギ3羽、
  ホウロクシギ4羽の11種、136羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ11羽、ミサゴ6羽、カンムリカイツブリ4羽が観察されました。

  前日が調査予定日でしたが、雷付きの暴風雨でしたので、調査を翌日に変更しました。4/15の博多湾東部は晴れていましたが、昨日からの強風で波立っており、寒かったです。
  寒い中でも潮干狩り客が和白、雁ノ巣、名島、多々良川河口で13名いました。また黄砂でかすんで鳥が見えにくかったです。
  ミヤコドリは香椎に12羽いました。クロツラヘラサギは和白、雁ノ巣、多々良川河口に合計で11羽いました。雁ノ巣の岩場にハマシギとミユビシギが群れでいました。ハマシギは腹部が黒くなりかけていました。
  オバシギが和白干潟に9羽いました。オオソリハシシギとホウロクシギは和白と雁ノ巣にいました。

     

  あちこちでハマダイコンの花がきれいでした。トベラやシャリンバイにつぼみがついていました。
  香椎の山は新芽がきれいでした。ムベの花がたくさん咲いていました。雁ノ巣海岸にボウアオノリがたくさん生えていました。奈多では護岸工事のために護岸を通ることができませんでした。
  多々良川河口ではノジシャやマンテマの花が咲いていました。

     


  今津は今津探鳥会記録から、博多湾東部の参加者は8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
     



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定例探鳥会報告 和白海岸

                       今林 眞由美

  2025年4月13日-晴れ、強風で白波ー
  【観察鳥種】29種
  【参加者数】12人 守る会7人
  【担当者】山本廣子、田辺スミ子、今林眞由美
  【コース】和白4丁目海岸→海の広場→唐原川河口左岸→牧ノ鼻公園

  晴れていましたが、風が強く気温も低い天候でした。集合した公園では、サクラの花も散って葉が目立ち、ケヤキには柔らかそうな葉芽が出て、サンゴジュには艶のある若葉と小さな花芽が出ています。
 キジバトが一羽植え込みにいて、羽根の模様や赤い目等を観察できました。和白四丁目の市道から浜を見ました。強風で大潮の満潮と重なり沖まで白波が立ち、うねりながら波が押し寄せていました。
 和白川河口の岸にハクセキレイがいます。カワウも波の間で潜水を繰り返しています。イソヒヨドリの雄は風に吹き飛ばされるように飛んできました。

    

 足元の草むらにはピンクのアツミゲシと柿色のナガミヒナゲシの花が咲いています。ハマダイコンの若い実やツルナの葉ををかじって味をみました。
 市道を通って海の広場へ行きました。センダンの木にアケビとフジの花が咲き競っています。ハマウドも人の背丈位になっています。奈多の護岸にオナガガモの群れとカワウやダイサギが風を避けて休んでいるのが見えます。

               

 満潮でアシ原が通れないので、市道を唐原川左岸まで歩き、牧の鼻公園に向かうことにしました。
 途中アシのそばで白い鳥と黒い鳥が寄り添っているのをよく見ると、コサギとカワウでした。あまりにも風が強いので、同じ場所で風をよけていたのでしょう。
 アカメガシワの赤い新芽が鮮やかで花のようにみえました。牧の鼻公園の入り口にキランソウの大きな株があり、紫色の花が広がっています。登り着くと薄紫の花をつけたフデリンドウがあちこちに咲いています。
 サクラはまだ満開の木もありました。先に着いた方たちはオオルリを見たそうです。コゲラ、ヤマガラもいました。

               

 解散の後、唐原川左岸に戻ると、砂洲にオナガガモの群れとホウロクシギが2羽いました。観察しているとミヤコドリの群れも飛んできて、砂洲に下りました。

    

 厳しい条件のなかでしたが、初めて参加の若い方が多く、まだ残っていたオナガガモやミヤコドリや立ち寄ってくれたホウロクシギが紹介でき、途中植物観察会にもなったりして充実した観察会でした。
 
【参加者の感想】
  ◆オオルリを見て感動した。
  ◇イソシギが可愛かった。
  ◆牧ノ鼻公園のフデリンドウがきれいだった。
  ◇帰りにミヤコドリが見られて良かった。
  ◆カワウが魚を捕るところが見れた。



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