最近の和白干潟
2025年5月
「環境省モニタリングサイト1000」2025年度春期シギ・チドリ調査2回目報告(5月 2日)
山本廣子
●春期シギ・チドリ調査2回目の報告をいたします。
博多湾東部では4/28(月)午後に2回目の調査を行いました。全国一斉調査です。ミヤコドリ20羽、コチドリ3羽、シロチドリ3羽、ハマシギ13羽、アオアシシギ7羽、キアシシギ18羽、イソシギ8羽、
ホウロクシギ2羽、チュウシャクシギ38羽の、9種112羽がカウントされました。他にはヘラサギ1羽、クロツラヘラサギ7羽、ミサゴ3、カンムリカイツブリ2羽が観察されました。
4/28の博多湾東部は午前中は雨でしたが、午後は晴れて気温が低く過ごしやすかったです。大潮の干潮時で、潮干狩りの人が干潟に多く入っていましたが、アサリは余り取れていないようでした。
和白干潟が26名で一番多く、全体で54名でした。クロツラヘラサギは和白干潟に7羽いました。ミヤコドリはまだ20羽が和白干潟や奈多のカキ礁にいました。
香椎や奈多や和白でもトベラの花が満開で、海の広場付近ではシラフジやノイバラなどの花が満開できれいでした。木々の緑が美しかったです。
チュウシャクシギが雁ノ巣に9羽と香椎に26羽、多々良川に3羽いました。和白では珍しくアオアシシギが2羽いて活発に動いており、多々良川にも5羽いて100m間隔で捕食中でした。
和白干潟にはオナガガモやスズガモがまだ残っていました。名島のハマシギは夏羽でした。多々良川河口にコチドリがいました。
多々良川河口ではハリエンジュ、ヘラオオバコ、セイヨウヒキヨモギの花が満開でした。和白付近ではシャリンバイ、アキグミ、ハマダイコン、シロバナマンテマなどの花がきれいでした。
ヒメコバンソウの実が揺れて可愛かったです。
今津は5/2(金)に2回目の調査を行いました。全国一斉調査です。ハマシギ46羽、アオアシシギ8羽、キアシシギ12羽、イソシギ1羽、ソリハシシギ2羽、チュウシャクシギ6羽、
セイタカシギ1羽の、7種76羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ8羽、ヘラサギ1羽、カンムリカイツブリ2羽が観察されました。
5/2(金)の天気は晴れでしたが、風が強く寒かったです。河口まで農道を歩きました。キンポウゲの花が空き地一面に咲いていて、とてもきれいでした。
セッカやオオヨシキリの声が盛んに聞こえました。河口の護岸に出て今津干潟から瑞梅寺川河口を見ていきました。満潮に近くて、干潟は出ていませんでした。
河口の中州にクロツラヘラサギやヘラサギが休んでいます。セイタカシギやチュウシャクシギやアオアシシギやハマシギなども、中州から護岸にかけて休んでいました。
畑や護岸の道にマツバウンランやユウゲショウが咲いていました。レンゲ畑に白いダイサギが映えてきれいでした。
調査参加者は、博多湾東部では8名、今津では3名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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