最近の和白干潟
2025年7月
田辺 スミ子
●日 時:7月26日(土)15:00~16:00
●参加者:37名 : 一般21名(九産大宗像先生2名、九産大澤田先生1名、学生9名、柏陵高校先生1名、生徒6名、親子2名)守る会16名
●回収ゴミ:15袋:可燃ゴミ:13袋(自然ゴミ2袋、人工ゴミ11袋)不燃ゴミ:2袋:
●見られた鳥:カワウ(昼頃)約100羽、アオサギ6羽、ダイサギ4羽、ウグイス(声)
●見られた花:ハマボウ、ハマゴウ、タカサゴユリ
●実:ナンキンハゼ、 ●穂:アシ、ヒトモトススキ、セイバンモロコシ
●生きもの:コメツキガニ、アシハラガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、ミズクラゲ
朝から35℃を超える暑さで、道を歩くだけでも汗が噴き出るほどでしたが、海の広場では青々と草が茂り、風も吹き、暑さも少しは和らいだ気がしました。
本日のクリーン作戦は、テントを張って日陰を作り、休憩を取りながら約40分の作業でした。
7月に入って雨が少なく人工ゴミの流入も少ないようでしたが、炎天下での作業は疲れを感じました。また今回は嬉しいことに、思ったよりも多くの参加者がありました。
一般で九産大生や、遠方より高校生の方、小郡市からも参加頂きました。清掃終了後に、望遠鏡で鳥たちを見てもらいました。
最後に輪になり、本日の成果を話し、参加者の感想をお聞きしました。その後記念写真を撮り、散会しました。参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。
和白干潟では、コメツキガニやウミニナなどの生き物の動きが活発です。
広場も周りの後背林も緑がとても綺麗で、広場前にはハマボウの黄色い花が数輪残って咲いており、ハマゴウの薄紫色の花も咲いています。駐車場近くでは白いタカサゴユリも咲き始めました。
上空では沢山のウスバキトンボが飛び交わしていました。聞くところによると、このトンボは東南アジアからの長い旅をするそうです。環境が気に入ってもらえたようです。秋にはシギやチドリの渡りが待ち遠しく、楽しみです。
参加者の感想
九産大の宗像先生の友人で韓国の方:楽しかったし、綺麗になってよかった。
高校生:炎天下の中でみんなが頑張っているので、エネルギーを貰った。
小郡市より参加の方:ゴミを拾っていると運も拾うそうです。
今林眞由美
2025年7月13日-晴れー
【観察鳥種】16種
【参加者数】13人 守る会7人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子、今林眞由美
【コース】和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→新開橋
とても蒸し暑い日でした。和白駅前の和白公園では、サンゴジュがたくさんの実を付け赤くなり始めています。ホルトノキやエンジュ、夾竹桃、アベリアも花が咲いています。
クマゼミが1匹「ワシワシ」鳴いていて、ツバメも上空を飛んで行きました。木陰がある塩浜方面で観察することにしました。
西鉄の線路わきに、カラスビシャクの蛇が鎌首を上げたような花が咲いています。和白川は水面が高くなっていました。
センダンの木から「ギーイ、ギーイ」と声が聞こえ、コゲラの雄がいました。頭頂部の赤い羽根と背のまだら模様が観察できました。
道の端では、トキワススキの穂が同じ方向になびき揺れて美しいです。コマツナギの桃色の花も咲き始めています。ヒメヤブランの薄紫の花も少し咲いていました。
キカラスウリのレースのような白い花が、畑のふちにたくさん咲いています。ツルウメモドキやセンダンの実が生っていました。
ラジオ塔の鉄線にカワウが並んで時々羽を広げています。土台の日陰になったところにはアオサギがじっとして日差しを避けているようでした。
ミサゴが魚を捕まえて鉄線にとまり、ぴちぴちと跳ねる魚に食いついていました。海の広場近くの海上にはカワウの群れが浮かんでいて、交互に潜ってエサを捕っています。
塩浜護岸の道を木陰を探しいながらゆっくりと歩きました。
いつもはこの木々にはシジュウカラやウグイスなどもいるのですが、どこか涼しいところに行ったのでしょうか、今日は声も聞こえてきません。
エノキの実は赤くなりはじめ、タブノキやトベラも緑色の実をつけています。クズやハマナデシコの花も咲いていました。
アキニレの大木の下で休憩し、新開橋からカネンテのカメや魚を眺めて、近くのセンダンの木陰で鳥合わせをして、10時30分頃には解散しました。
暑い中での観察会お疲れさまでした。帰り道に塩浜護岸でホオジロとハクセキレイに出会いました。
【参加者の感想】
◆鳥は少なかったが植物がたくさん見られた。
◇ミサゴが新鮮な魚を食べるところが良かった。
◆鳥の名前を少し覚えられた。