最近の和白干潟

2025年8月

和白干潟案内 報告(8月26日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(8月23日)

「環境省モニタリングサイト1000」2025年度 秋期シギ・チドリ調査1回目 報告(8月 8日>

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和白干潟案内 報告

                         山本 廣子

  時 :8月26日(火)10:00~14:00
  参加:杉浦陽子さんご夫妻、山本、田辺

  日本消費者連盟編集長の杉浦陽子さんとご主人を和白干潟に案内しました。娘さんが共同通信社の福岡支社に来られたそうで、娘さんのところに来たついでにご主人と2人で来られました。
  「消費者リポート」誌に以前4回、私の和白干潟のきりえ作品を掲載いただいたことがあります。その前には和白干潟を守る会の紹介文を掲載いただきました。
  日本消費者連盟は、1969年の創立以来、「すこやかないのちを未来につなぐ」をモットーに、食の安全、環境保護、脱原発、人権、平和を訴え、活動しています。
  「消費者リポート」誌を毎月発行しています。

  和白干潟ときりえ館を見てみたいということで案内しましたが、満潮時で干潟は出ていませんでした。ちょうどソリハシシギが8羽飛んできて、アシ原付近に降りましたので、望遠鏡で見ることができました。
  沿岸の植物などを紹介して、自然海岸のある干潟は日本では2か所しかないことなどを説明しました。もう1か所の小櫃川河口干潟のことを聞かれ、説明しました。
  東京や千葉県の干潟と違って「護岸の無い干潟はすばらしい」と言ってありました。

                 

  きりえ館で私のきりえ作品を見ていただいて、日本消費者連盟と杉浦さんにきりえ作品を寄贈しました。日本消費者連盟の事務所にも飾っていただけたら嬉しいです。

  「花もも」で一緒に昼食しながらお話ししました。杉浦陽子さんは思っていたよりもお若い方で56歳だそうです。
  日本消費者連盟はどこからも寄付をもらってないNPO法人なので、運営は苦しいそうです。事務局は4名で、それ以外の方はボランティアで参加されているそうです。
  田辺さんや私のことを、色々聞かれました。帰りも干潟を見ていただきたかったけれど、一度ホテルに戻って荷物を持って帰るそうで、戻られました。
  田辺さんと唐原川河口に見に行きましたら、干潟が少し出てきていて、ソリハシシギ8羽が元気に歩き回っていました。



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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                田辺 スミ子

  ●日 時  :8月23日(土)15:00~16:20
  ●参加者  :31名:一般18名(九産大宗像ゼミ先生1名と知人1名、福岡女学院生1名、柏陵高校教師2名と生徒7名、和白中学生2名、他4名)守る会13名
  ●回収ゴミ :25袋:可燃ゴミ:23袋(自然ゴミ:草木10袋、人工ゴミ13袋) 不燃ゴミ:2袋
  ●粗大ごみ :流木大小:5本、キャリーケース1個、プランター1個、タイヤ1個、ポリバケツ2個、ベニヤ板1枚、木枝4本、竹3本、
  ●見られた鳥:ミヤコドリ6羽、ミサゴ1羽、カワウ約50羽、ダイサギ&アオサギ10羽、      
  ●見られた花:ハマサジ、ハマゴウ、メリケンムグラ、ホウキギク、クサネム、ヤハズソウ    
  ●実    :ハマボウ:ナンキンハゼ、ハマゴウ、シャリンバイ 
  ●生き物  :コメツキガニ、アシハラガニ、カクベンケイガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、バッタ類、ウスバキトンボ

  本日も朝から猛暑でしたが、海の広場に行くと風が有り、広場一面が緑になってバッタ類も沢山いて、涼しく感じました。テントを張り日陰を作りました。嬉しいことに、一般の方の参加が多く有りました。

     

  約40分皆汗だくになりながら一輪車、リヤカーで等でゴミを運びました。8月に待望の雨が降り、流木などが大量に流れ込み、家庭ゴミも近隣から持ち込んだと思われるものも何個かありました。
  博多区、早良区、南区からは柏陵高校など遠方から来てくださる方や、近くでは和白中学生が参加してくれました。熱中症の心配もありましたので、飲み物も少し用意しました。

     

  大潮の時に波で砂浜の水際に穴が開いた状態になり、そこに雨水や、海水が入り込み、沢山の草木などのゴミが流れ込んでいました。
  清掃後に輪になり、本日の成果を話して、参加者の感想を聞き、記念写真を撮り散会しました。参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。

     

  参加者の感想
   柏陵高校生 :先月も来たが今回の方がゴミが多かった。出来れば毎回来たい。
   一般    :生活ごみが多かった。
   筑紫女学院生:人工ゴミが多かった。
   和白中学生 :アシ原の奥の方に人工ゴミが多かった。


  和白干潟の様子
  この時期は渡り鳥が少ないですが、嬉しいことにミヤコドリが6羽も渡ってきており、留鳥のサギたちやカワウが大勢集まっていました。干潟ではコメツキガニがたくさん見られました。

     

  海水温が高いためか、幸いにしてアオサが消滅したようです。
  先月干潟が緑色になっていましたが、アオサの緑色がなくなっていました。水際に流れ着いたものもほとんどありませんでした。本格的な渡り鳥のシギ、チドリ類の飛来が待たれます。

                



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「環境省モニタリングサイト1000」2025年度 秋期シギ・チドリ調査1回目 報告

                                                                                        山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では8/3(日)午前中に1回目の調査を行いました。コチドリ1羽、アオアシシギ9羽、キアシシギ8羽、ソリハシシギ3羽、イソシギ3羽の、5種24羽がカウントされました。
  他にはクロツラヘラサギ1羽、ミサゴ3羽が観察されました。

  8/3(日)の今津は晴れで、暑かったです。水路には、ヒシが広がり小さな白い花をつけていました。休耕地にはセリやオオイヌタデ、クサネムなどの花も咲いていました。
  ため池ではハスの花も咲いていて、ハスの茎の間をカルガモが泳いでいました。瑞梅寺川河口では、対岸近くにシギ類とスズガモのペアがいました。

                            

  博多湾東部では8/8(金)午後に1回目の調査を行いました。イカルチドリ2羽、アオアシシギ1羽、キアシシギ20羽、イソシギ3羽、ソリハシシギ2羽の、5種28羽がカウントされました。
  他にはミサゴ4羽が観察されました。

              


                             

  8/8(金)の博多湾東部は曇りでしたが、蒸し暑い一日でした。和白干潟付近はアオサが多かったです。雁ノ巣海岸ではアサミドリシオグサが多く発生していました。サギ類とカワウは元気そうでした。

     

  全体にキアシシギが多く、ソリハシシギも来ていました。シギやチドリたちは過酷な渡りで、痩せているように見えました。香椎と名島に潮干狩りの人が11人いました。
  奈多のクリークの護岸ではネムノキの花とタカサゴユリの花が咲いていました。多々良川河口と和白ではエノキの実が色づいており、ハマゴウやシナガワハギが咲いていました。

     

  雁ノ巣ではツルナの花が咲いていました。
  ウミネコが雁ノ巣の海に2羽おり、浜辺ではコメツキガニが元気に動き回っていました。奈多の護岸工事で、奈多クリークに工事用地を作っていました。

     

  調査参加者は今津が4名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。


         

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