最近の和白干潟

2025年9月

「秋の国際ビーチクリーンアップ(ゴミデータ調査)」「福岡県1万人のクリーンアップ大作戦」参加の クリーン作戦と自然観察 報告(9月27日)

「環境省モニタリングサイト1000」2025年度秋期シギ・チドリ調査3回目報告(9月25日)

「環境省モニタリングサイト1000」2025年度秋期シギ・チドリ調査2回目報告(9月 8日)

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「秋の国際ビーチクリーンアップ(ゴミデータ調査)」「福岡県1万人のクリーンアップ大作戦」参加の クリーン作戦と自然観察 報告

                                                                                                  田辺スミ子

  ●日 時:9月27日(土)15:00~17:00
  ●参加者:22名 : 一般11名(九産大宗像ゼミ学生6名、中村学園大学2名、他3名)守る会11名
  ●回収ゴミ:38袋:可燃ゴミ:35袋(自然ゴミ:草木20袋、人工ゴミ15袋)不燃ゴミ:3袋
  ●粗大ごみ:流木5本、スノコ1個、
  ●見られた鳥:ミサゴ2羽、ホウロクシギ8羽、ダイサギ14羽、ウミネコ5羽、カワウ30羽、アオサギ2羽、      
  ●見られた花:ハマゴウ、ハマサジ、メリケンムグラ、ホウキギク、アキノミチヤナギ、ヌルデ   
  ●実:ナンキンハゼ、ハマゴウ、シャリンバイ、マサキ、ノブドウ 
  ●穂:アシ、ヒトモトススキ、キンエノコロ
  ●生き物:コメツキガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、ウスバキトンボ

  本日は「国際ビーチクリーンアップ」参加のクリーン作戦でしたが、14:00過ぎに小雨が降り出しており、クリーン作戦が出来るのか心配しました。
  その後15:00少し前には雨も止み、ほっとしました。皆で約45分人工ゴミを集めて分別して集計作業に入り、分別作業以外の人は約45分自然ゴミをリヤカー、一輪車、ソリなどで集めました。
  アシ原の中には沢山のペットボトルなどの人工ゴミが有りました。
  海の広場前やアシ原前の水際には、草木類が打ち上げられており、大雨が降っていないにもかかわらず、何処から流れ込むのでしょうか。

     

  今回も九産大生や中村学園大生、一般の方の参加で、無事にゴミ分別作業が終わりました。

     

  集計後に野鳥観察をしてもらい、輪になり本日の結果をお知らせして参加者の感想を聞きました。
  分別で多かったのはやはり、ペットボトルと食品包装類のビニール類で、ごみは33種類に分別されました。参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。

     

  参加者の感想:
   九産大生:初めて参加したが人工ゴミのプラスチック類が多かった。
   中村学園大生:思っていたより人工ゴミが多かった。
   博多区の親子:プラスチック類のゴミが多かった。

  和白干潟の様子
  この時期はまだ渡り鳥が少ないですが、ホウロクシギや、留鳥のサギたちが大勢集まっていました。干潟の生き物ではコメツキガニの沢山の砂団子がありました。

     

  海の広場ではたくさんのバッタ類が居ました。これからシギ・チドリ類や、カモ達の飛来が待たれます。
  アシ原ではアシの穂が出始めており薄緑や、えんじ色のもありとても爽やかで秋を感じました。キンエノコロが海の広場一面に穂を出して、金色に輝いていました。

     



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環境省モニタリングサイト1000」2025年度秋期シギ・チドリ調査3回目報告

                                                            山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。

  今津では9/19(金)午前中に3回目(一斉調査)の調査を行いました。メダイチドリ2羽、トウネン1羽、ハマシギ1羽、コオバシギ1羽、アオアシシギ15羽、キアシシギ2羽、イソシギ6羽、
  ソリハシシギ35羽、オオソリハシシギ2羽、ホウロクシギ21羽、タシギ3羽、セイタカシギ1羽の12種90羽がカウントされました。
  他にはミサゴ1羽、ハチクマ1羽が観察されました。

  9/19の今津の環境変化について、今津、田尻共に変化はありません。今回の調査では、クロツラヘラサギやヘラサギは見かけませんでした。

  博多湾東部では9/25(木)午後に3回目(一斉調査)の調査を行いました。ミヤコドリ6羽、イカルチドリ1羽、メダイチドリ5羽、ダイゼン1羽、トウネン3羽、オバシギ1羽、アオアシシギ4羽、
  キアシシギ11羽、イソシギ16羽、ソリハシシギ13羽、ホウロクシギ14羽、チュウシャクシギ2羽の12種77羽がカウントされました。他にはミサゴ10羽が観察されました。

  9/25の博多湾東部は曇りで、まだまだ33度の猛暑でした。昨夏より激しい猛暑で、和白干潟のアオサは発生したけれども少なくなりました。
  和白ではアオサギ、ダイサギ、カワウが多かったです。秋の渡りのキアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリ、トウネンなどが見られました。

     

  雁ノ巣の浜辺にはコメツキガニの砂団子がたくさんあり、水辺にはアシハラガニがたくさんいました。香椎海岸では岸辺にカクベンケイガニやクロベンケイガニがたくさんいました。
  ハママツナが大きくなり、小さな花や実がついていました。ハマサジの花が咲き、センダンやトベラ、ハゼの実が生っていました。名島ではダイゼン、トウネンは初観測です。

                   

  多々良川ではヒドリガモ7羽が渡ってきていました。奈多のクリークでは護岸工事のために、クリークに鉄材が落とされて無残でした。
  和白川河口ではコマツナギやメドハギの花がきれいでした。五丁川河口ではシイの実が生っていました。

     


  調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

     

  
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「環境省モニタリングサイト1000」2025年度 秋期シギ・チドリ調査2回目報告

                                                                                       山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。

  今津では9/7(日)午前中に2回目の調査を行いました。天気は晴れで猛暑でした。ケリ1羽、ムナグロ1羽、セイタカシギ1羽、タシギ9羽、アカカシシギ1羽、アオアシシギ10羽、キアシシギ2羽、イソシギ3羽、
  ソリハシシギ17羽、オバシギ1羽、トウネン3羽、ハマシギ1羽、の12種50羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ2羽、ミサゴ8羽、ハヤブサ1羽が観察されました。

  今津は暑い中での観察でした。田んぼの稲穂は垂れ、しっかり実っているようでした。荒れ地にはタカサブロウの花が咲き、ジュズダマが青い実を付けていました。
  川の淵には、ガガイモやツルマメの花も咲いていました。満潮なので、対岸にいる鳥の観察になりました。
  セイタカシギ、アカアシシギもいました。水路にいるケリは長いことじっとしていたので、ゆっくり観察できました。

                       

  博多湾東部では9/8(月)午後に2回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ6羽、イカルチドリ2羽、アオアシシギ2羽、キアシシギ7羽、イソシギ13羽、ソリハシシギ9羽、チュウシャクシギ1羽の6種40羽がカウントされました。他にはミサゴ10羽が観察されました。

     

  9/8の博多湾東部は、36度の猛暑の中でした。カワウやサギが多かったです。今秋はミヤコドリが8月中に早く渡ってきて奈多と香椎にいました。多々良川河口でウミネコが30羽いて幼鳥もいました。
  和白海域では沖合でアオサがちぎれて腐りかけていました。雁ノ巣海岸にはアサミドリシオグサが打ち寄せられていました。

     

  多々良川河口や香椎海岸や五丁川河口では、センニンソウの花が咲いていて、良い香りがしました。香椎や和白ではトベラやハゼ、センダンの実が生っており、ハゼの葉が赤くなっていました。

                  

  和白干潟沿岸ではハマゴウの花がまだ少し咲いており、実もついていました。名島ではアメリカネナシカズラの花と実も見られました。たくさんのカニやカニの巣穴がありました。

                 

  調査参加者は今津が3名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

     

  
 
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