最近の和白干潟

2025年10月

「福岡県1万人のクリーンアップ大作戦」参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察 報告(10月25日)

定例探鳥会報告 和白海岸(10月12日)

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   「福岡県1万人のクリーンアップ大作戦」参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察 報告

                                                                                   田辺スミ子

  ●日 時10月25日(土)15:00~:17:00
  ●参加者:42名: 一般29名(九州産業大学宗像ゼミ4名、九州工業大学22名⦅マレーシアより留学生20名と名先生2名⦆他3名、 和白干潟を守る会13名                                          
  ●回収ゴミ:45袋:可燃ゴミ44袋(人工ゴミ24袋、草木類の自然ゴミ20袋)、不燃ゴミ1袋
  ●粗大ゴミ:流木大3本、木・枝・竹約20本、
  ●観られた鳥:ミヤコドリ22羽、オオソリハシシギ2羽、チュウシャクシギ:8羽、ホウロクシギ:5羽、ハマシギ30羽、ダイサギ10羽、アオサギ5羽、オナガガモ、ヒドリガモ
  ●植物 花:ウラギク、ハマゴウ、アキノミチヤナギ、ハマサジ、セイタカアワダチソウ

                          

     
                             

  穂:オギ、アシ、ダンチク、キンエノコロ、ヒトモトススキ  

                         

      実:シャリンバイ、ネズミモチ、アキグミ、ナンキンハゼ、クサネム、アオツヅラフジ

                         

      ハマユウ、 ハマゴウ、センニンソウ、ノイバラ

      

     ハマボウ
     紅葉:ハママツナ


                                

  本日のクリーン作戦は、「福岡県1万人のクリーンアップ大作戦」参加の和白干潟クリーン作戦でした。朝小雨がパラつきましたが徐々に回復し、時々薄日が差すぐらいで気温も高くなくてよかったです。
  清掃を始める前にテントを張って準備しました。今回のクリーン作戦には、北九州の九州工業大学にマレーシアより短期留学の学生20名を2名の先生が引率して来られました。
  事前に連絡していただいていましたが、電車で1時間半ほどかかったそうです。ほとんどの学生は日本語が分からなくて大変だっただろうと思いました。参加して下さる気持ちはありがたいです。

      

  一般の方3名と、九州産業大学宗像ゼミの学生さんの参加がありました。今年はアオサが少なく、人工ごみと雨で流れ着いた流木類や草木類を、ソリやリヤカー、一輪車などで集めました。
  清掃後に野鳥を観察してもらい、本日の成果などをお知らせして、感想をお聞きして記念写真を撮り散会しました。

     

  今回は特に元気の良い蚊が多かったですね。参加された皆さまお疲れ様でした。ありがとうございました。

  
参加者の感想
    マレーシアの学生:マレーシアより海がきれい。 
    宗像ゼミ学生:アシハラの中にゴミが多かった。 
    一般の方:定期的に参加したい。

           
  和白干潟の今
  入口あたりにはピンク色のハナカタバミがかわいく咲いており、海の広場一面にいろんな草たちが生い茂り、その上にはバッタやカマキリなどの昆虫類が沢山飛び跳ねていました。
  干潟には渡り鳥のシギやチドリ類やカモ達も見られます。肉眼で見えるほど近くで、チュウシャクシギやオオソリハシシギを見ることができました。また、ウグイスが藪に入るところなども見ました。
   これからは後背林の紅葉も見られます。和白干潟から見る夕日もとてもきれいです。

                               

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  定例探鳥会報告 和白海岸

                                      今林 眞由美 

   2025年10月12日-曇りのち晴れー
   【観察鳥種】36種
   【参加者数】11人 守る会6人
   【担当者】山本廣子、田辺スミ子、今林眞由美
   【コース】和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口

   曇りで蒸し暑い日でした。集合した公園では、サクラの葉が紅葉し始めており、サンゴジュの実も赤くなっていました。木の枝にモズがとまっています。シジュウカラやムクドリの声も聞こえます。
   和白川の砂洲では、ハクセンシオマネキの白い大きなハサミがいくつも見えました。河口までの脇の畑に、サツマイモのピンクの花が畝一面に沢山咲いていて、珍しい光景でした。
   和白川河口の道端でコマツナギの花がきれいでした。

      

   鉄塔の下にミヤコドリやダイシャクシギ、ホウロクシギがいました。突然、ミヤコドリの声がして、バラバラに動きだすと、目の前を鳥が横切りました。ハヤブサです。シギなどの上を飛んだ後、鉄塔にとまりました。
   獲物はありませんでした。海の広場の前あたりにも、ミヤコドリがいます。合わせて36羽です。お腹まで水に浸かっている大型のシギもいました。
   塩浜護岸に行くと、海上の沖にスズガモが、手前にはオナガガモとオカヨシガモが小群でいました。奈多護岸の方には、ホシハジロやヒドリガモの群れもいました。

      

   五丁川には、カンムリカイツブリが1羽いました。堤防のすぐ下にいたので、平たい葉っぱ状の弁足で水をかいて進む様子を興味深く見ました。その足がずいぶん後ろの方に付いているのを知りました。
   嘴がピンク色に近い色をしていました。魚を捕まえて、ちょっと苦心して飲み込みました。いつもは沖にいるので、こんなに近くでしっかり観察でき感動しました。電線上のカササギも、近くで観察できました。

                      

   日が差してきて、とても蒸し暑くなったので少し早めに、五丁川の左岸の木陰で鳥合わせをしました。冬鳥の種類も多く飛来し始め、まだ渡り途中の鳥も観察できた充実した探鳥会でした。

                                          

   
   【参加者の感想】
    ◆ミヤコドリを初めて見られて良かった。
    ◇カンムリカイツブリとカササギを近くで見られて良かった。
    ◆冬鳥のカモたちが渡ってきて嬉しい。



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