和白干潟とは


和白干潟は、博多湾の東部、和白海域(約300ha)にある砂質干潟です。面積は約80haあり、日本海側では最大規模の干潟です。周辺の博多湾沿岸はほとんど人工の海岸になっていますが、ここには砂浜、岩礁地帯、ヨシ原、雑木林へと続く貴重な自然海岸が残っています。また東アジアの渡り鳥の渡りルートの交差点にあたる重要な場所で、1980年以降2024年で236種の野鳥が観察されています。1975年より飛来しているミヤコドリの渡来地として有名です。絶滅が心配されているクロツラヘラサギ・ズグロカモメ・ツクシガモなどの越冬地としても重要です。ここにはたくさんの貝やカニ、ゴカイなどの小さな生き物がすんでいます。これらを求めて、魚や鳥が集まり、貴重な自然の営みが残っているところです。しかし現在、和白干潟沖では1994年の着工以来人工島の建設工事が進んでおり、環境悪化が心配されています。



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