最近の和白干潟
2024年1月
環境省モニタリングサイト1000、2023年度 冬期シギ・チドリ調査2回目報告(1月 9日)
田辺 スミ子
●日 時:1月27日(土)15:00~16:50
●参加者:30名:一般16名、(九産大生1名、パナソニックソリューションテクノロジー1名、ICT13名(幼児3名)パタゴニア1名)守る会14名
●回収ゴミ:36袋: 可燃ゴミ:34袋、(自然ゴミ:落ち葉やセンダン実17袋、人工ゴミ17袋)不燃ゴミ:2袋、粗大ゴミ:1個(ヘルメット)
●見られた鳥:ミヤコドリ25羽、ツクシガモ、ミサゴ1羽、ダイゼン5羽、シロチドリやハマシギ約100羽、ハジロコチドリ1羽、マガモ、オナガガモ、ハクセキレイ、
●植物 実:マサキ、シャリンバイ、センダン、ツルウメモドキ、ナンキンハゼ、ノイバラ
新芽:ハマウド
ロゼット状の根生葉:ハマサジ
朝は小雨が降ってとても寒かったのですが、クリーン作戦が始まる頃には晴れてきました。少し温度も上がり良かったです。
先日からの強い風で海が荒れていた時もありましたが、海の広場前は思いのほか綺麗でした。オキシジミやシオフキガイ、ウミニナなどの稚貝の貝殻がたくさん打ち寄せられていました。
クリーン作戦の始めにゴミの回収場所や人工ゴミを集めることなどの説明をして、それぞれにゴミ袋を持って回収を始めました。
若人には唐原川河口右岸のアシ原入り口まで一緒に行って貰い、ペットボトルなどの人工ゴミを集めましたが、すぐに袋いっぱいになりました。
人工ゴミを集めた後には、アシの上にアオサや草木類が覆いかぶさっていました。それをリヤカーと一輪車で運んで貰いました。
今日は企業の若い人達の参加が多く、小さなお子さんも一緒で嬉しかったです。重い物も率先して運んであり、熱心でした。
野鳥観察や本日の成果をお知らせし、記念写真撮影後に散会しました。参加された皆さまお疲れ様でした。ありがとうございました。
参加者の感想
唐原川河口右岸ではいぼり(ぬかるんで埋まり)困った。
初めて参加したが、小さなプラスチックゴミがたくさんあった。
近場で自然が楽しめた。 以前来ていて久しぶりに来た。これからも参加したい。
和白干潟の後背林の樹木は葉を落とし、アシも冬枯れで真冬の眠りの中です。ハマウドは元気のいい新芽が出ています。
マサキの実が大きくはじけて赤い実が出てとてもかわいかったです。ツルウメモドキはハリエンジュの木に絡みつき、実をたくさん付けていました。
小さいナワシログミの実がたくさんなっていました、春になり赤く熟れるのが楽しみです。潮が引いてカモ達は沖の方にいましたが、干潟にはシロチドリやハマシギの群れがいて、ハジロコチドリが1羽いました。
干潟の上にはカモの足跡がたくさん見られました。ヒドリガモもたくさんいました。
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山本 廣子
2024年1月14日 -快晴-
【観察鳥種】43種
【参加者数】14人 守る会9人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子、今林眞由美
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→左岸
快晴で暖かい一日でした。ラジオ塔の鉄線にミサゴが止まっていました。和白4丁目の海岸に降りると、白いツクシガモがたくさんいて目立ちます。
マガモやオナガガモやヒドリガモも、全体に広がっています。ミヤコドリも散らばっていました。干潟のアオサは、低温のため茶色に小さくちぎれて、沿岸に打ち寄せています。
オキシジミやシオフキガイの口を開けた貝殻がたくさん流れついていました。昨秋沖でアオサを被って、窒息したのかもしれません。
海の広場ではハマボウの葉が落ちて、白い枝に種がたくさん残っていました。ウラギクの綿毛も残っていました。沖のスズガモの群れの中にホオジロガモやホシハジロも見えます。
群れの周りにはカンムリカイツブリやハジロカイツブリもいます。ウミアイサの雄どうしが争っていました。唐原川河口先にクロツラヘラサギ5羽とヘラサギ1羽が並んで寝ています。
その近くにミヤコドリが飛んできて並びました。ヨシガモの小群もいます。ミサゴは棒の上にいました。ハクセキレイが数羽飛び回っていました。
マサキの赤い実やセンダンの黄色い実、ナンキンハゼの白い種が陽に当たり、輝いています。
アシ原を抜けて砂洲に出て、唐原川河口右岸に着くとコガモの小群やハシビロガモがいました。左岸からはイソシギも見られました。良く晴れて鳥も多くの種類を確認でき、暖かくて楽しい観察会でした。
【参加者の感想】
◆元気の良いウミアイサが良かった。
◇ミヤコドリが並んできれいだった。
◆クロツラヘラサギとヘラサギの大きさを比べられた。
◇ツクシガモが多くいて感動した。
◆オナガガモの尾や模様がきれいだった。
◇見たことが無い鳥を多く見ることができた。
山本廣子
日時:2024年1月9日(火)12:20~15:30 中潮 満潮:8:54 干潮:13:57 晴れ
調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)とクリークや畑
参加者:6名(山本、田辺、山之内、谷口、今林、秋山)
博多湾東部の冬期シギ・チドリ調査も兼ねて行いましたが、シギ・チドリ調査の方が範囲が広いので、和白海域のみ調査員が兼ねて調査を行いました。和白海域水鳥調査の報告をします。
カモ類12種3197羽、カモ類以外の水鳥16種465羽がカウントされました。
昨年はカモ類12種1619羽、カモ類以外の水鳥17種347羽でした。カモ類は種数は同じで羽数が1578羽増加、カモ類以外の水鳥は1種減って118羽増えています。
カモ類ではツクシガモが増えています。スズガモも少し増えています。カモ類以外ではオオバンが増えて、ハマシギが減っています。
カモ類1位はスズガモ1914羽(昨年は1015羽)、2位はヒドリガモ318羽(昨年は33羽)、3位はツクシガモ296羽(昨年は26羽)でした。
昨年末頃からカモたちが急に減ってしまいました。5000羽くらい来ていたスズガモが2000羽程に。オナガガモやヨシガモ、オカヨシガモなども減少しました。
暖冬でアオサなどの海そう類が少し残っていたためか、ヒドリガモが多く残っていました。今冬のツクシガモの飛来は遅かった(2023.11.20)のですが12月下旬ころから急に増えました。
他では奈多の護岸工事が行われていることで、環境に影響していることがあります。
今回はハマシギやシロチドリなどの小型シギ・チドリ類が昨年よりは減少しましたが、見られて良かったです。ミヤコドリは26羽を確認しました。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
カモ調査用紙和白海域
カモ以外の調査用紙
和白海域鳥類分布図
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山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では2024年1/7(日)午前中に2回目の調査を行いました。タゲリ34羽、ハマシギ13羽、アオアシシギ2羽、イソシギ2羽の、4種51羽がカウントされました。
他にはヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ6羽、ツクシガモ30羽、ズグロカモメ11羽、ミサゴ5羽、ミコアイサ4羽が観察されました。
博多湾東部では1/9(火)に2回目の調査を行いました。全国一斉調査です。
ミヤコドリ27羽、シロチドリ57羽、メダイチドリ2羽、ダイゼン6羽、ハマシギ15羽、イソシギ9羽の、6種116羽がカウントされました。
他にはヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ13羽、ツクシガモ258羽、ミサゴ10羽、カンムリカイツブリ6羽が観察されました。
1/9の博多湾東部は晴れて暖かかったので、磯遊びで海岸に入る子どもも多かったです。唐原川河口左岸先にハマシギとシロチドリの群れがいて、嬉しかったです。ミヤコドリは和白と香椎で27羽が確認されました。
クロツラヘラサギは多々良川河口と香椎海岸にいました。ツクシガモが増えて来て、和白と奈多に258羽がいました。奈多にはアオサが残っていて、ヒドリガモが残っていました。
多々良川にキンクロハジロが200羽いました。奈多小学校裏では護岸工事が行われていました。ツウルウメモドキやセンダンやマサキやトベラの実がきれいでした。
早くもカワウが繁殖羽になっていました。カワセミがきれいでした。今回の博多湾東部の調査は、野鳥の会福岡支部の「和白海域水鳥全種調査」も兼ねて行いました。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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