今・和白干潟では春の渡りの鳥たちが少しづつ観られる様になりました。ホウロクシギやオオソリハシシギ等です。
カモ達も大分少なくなりましたが未だ観る事が出来ます。後背地の林ではウグイスや、ツグミもセンダンの木に10数羽が止まっていました。
ムクドリも集団で移動しています。
アシ原ではニョキニョキとアシの新芽が筍みたいに頭を出しています。ハママツナの小さな芽が、たくさん出ているのでこのまま大きく育って
くれる事を願っています。
<清掃活動 >
クリーン作戦では・西の風?がとても強く満潮時に沢山のゴミが打ち上げられていました。自然ゴミに人工ゴミが絡まっていていました。
風に飛ばされそうになりながら少ない人数でしたが多く集める事が出来ました。
同時刻にアサリ調査も行われていました。守る会からも2名が参加しました。参加者では若人も数人いて中には、高校入学前のお嬢さんも
参加してくださいました。終了後の歓談の時には、野鳥を観察しながらアサリ調査の方達も一緒になり和やかな一時をすごし
道具の整理をして終わりました。
参加の皆様お疲れさまでした。有難うございました。
( 報告 : 田辺スミ子 )
水質調査結果 (測定:重松秀)
測定場所:海の広場
リン酸イオン(PO4)
: 0.02mg/l
化学的酸素要求量(COD) :
5.0mg/l
亜硝酸(NO2)
: 0.01mg/l
透視度
: 19.5cm
砂質調査結果 (測定:山之内)
基点:海の広場前
測定場所:浜辺側 10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:15o 還元層の黒色度:9
測定点A 表層酸化層の厚さ:24o 還元層の黒色度:8
測定点B 表層酸化層の厚さ:11o 還元層の黒色度:9
測定場所:沖合い 150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:25o 還元層の黒色度:10
測定点A 表層酸化層の厚さ:53o 還元層の黒色度:10
測定点B 表層酸化層の厚さ:30o 還元層の黒色度:11
( 報告 : 山之内芳晴 )
和白海岸定例探鳥
会 ( 主催:日本野鳥の会 福岡 ) 報告
◆日
時 : 2012年3月11日(日) − 晴れ、北西の強風、黄砂 − 中潮(干潮5:23 満潮11:30)
◆コース : 和白川河口〜塩浜堤防〜五丁川河口〜奈多
◆観察鳥種:30種 [参加者数] 14人
昨年3月11日の東日本大震災からちょうど1周年の日です。最初に参加者全員で被災された方々や自然への追悼と共に
復興を願って、黙とうしました。
晴れていましたが、強風でとても寒く感じました。奈多方面に向かいました。
和白川河口からの沿岸には淡水ガモが少しずつ見られましたが、マガモとオナガガモがほとんどでした。
繁殖期でどのカモも色や模様があざやかです。遠くの海の広場やアシ原沿岸には、多くのカモたちが集まっていました。
ダイシャクシギも見られました。
黄砂のためか遠くがかすんで見えます。塩浜の堤防の両脇は木々が密植してあり大きくなってきて、海もクリークもとても
見えづらいのです。ちらちらと見ながら進みます。木々の下草にはシロツメクサやホトケノザなどの花が咲いていました。
道端では、カワラヨモギの新葉がきれいでした。
クリークにはコガモ、ヒドリガモ、カルガモ、オオバンなどがいました。
<探鳥会光景>
五丁川河口の池のように広くなった水辺にはカルガモやオカヨシガモ、アオサギ、イソシギなどがくつろいでいました。
アシ陰からバンも出てきました。ここは鳥たちがつどう場所のようでした。
まだ寒いけれども畑の上空ではヒバリがさえずっていて、春を告げているようです。五丁川河口の海辺から見ると、
奈多の沖合にはスズガモの群れが浮かんでいました。カンムリカイツブリの姿も見られました。ジョウビタキが1羽出現。
付近の道端にはハマダイコンの花が咲いていました。
<ハマダイコンの花>
満潮時でシギやチドリがあまり見られませんでしたが、来月の渡りのシギたちを期待しましょう。
奈多まで歩いて鳥合わせをしました。
★ 参 加 者 の 感 想 ★
・オナガガモの尾がピンと伸びてきれい。
・ジョウビタキがよかった。
・オカヨシガモは地味だが、上品ですてき!
・ダイシャクシギがかっこよかった。
・イソシギが尾を振っていてよかった。
・アオサギの羽の色がきれい。
・いろいろなカモが集まり、違いや雄雌の区別ができてよかった。
( 報告 : 山本 廣子 )