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春の自然観察会「和白干潟を歩こう」報告
                   山之内 芳晴

日時:2025年4月19日(土)10:00~11:45
場所:和白干潟(海の広場-アシ原-唐原川河口左岸)
出席:10名 一般2名、磯野、守る会7名
  
   <開会の挨拶と説明1>            <バードウオッチング>          <ミヤコドリ群れ>
 初夏のような晴天の元、春の自然観察会「和白干潟を歩こう」を開催しました。今回は、新聞への掲載記事を見られた一般の方2名の参加もありました。海の広場に集合し、代表の松田さんから開会の挨拶があり、山・川・海の流域会議の活動のいわれが立花山・唐原川・和白干潟の環境保全であることの話しがありました。次に山本さんからは、和白干潟の自然の説明がありました。
  
   <クロツラヘラサギ9羽>           <マガモ・オナガガモ>         <ハママツナ新芽>
 海の広場では、望遠鏡で干潟の鳥たちを観察しました。干潟には、ミヤコドリやクロツラヘラサギやズグロカモメのほか、サギたちや渡りの遅れたオナガガモの群れなどがいました。しばらく干潟の鳥たちを観察した後、浜辺の生きものや植物を観察しながらアシ原に向かいました。
  
      <ハマエンドウ花>           <ハマニンニク穂>           <オオジシバリ>
 海の広場には、ハマボウの幼木やシオクグ、ハマサジ、ハマウド、ハママツナなどの植物や砂浜には、コメツキガニの砂団子などがあり、それらを紹介しながらアシ原に移動しました。アシ原の入口には穂を出したハマニンニクのほか、アシハラガニの巣穴があり、姿は確認出来ませんでしたがアシハラガニが居ることがうかがえます。
  
      <シラフジ>              <アシハラガニ>            <ボラ小群れ>
 アシ原の中を歩いていると、紫色のハマエンドウや黄色のオオジシバリの花が咲いています。アキグミの木には白い小さな花がたくさん咲いています。しばらくアシ原の中を観察した後、唐原川の右岸にでました。川底には、小さなボラやクサフグなどが泳いでいます。泥の部分には5㎝ほどのアシハラガニがいました。ハクセンシオマネキが見られるかと思いましたが見ることは出来ませんでした。右岸から左岸に移動して東側に見える立花山を紹介した後、振り返りを行い散会しました。
 
 <立花山バックに記念撮影>            <回収したゴミ>
参加者の感想など
・ 色んなことが知れて良かった。
・ 立花山に登ってみたいと思った。
・ 植物や生き物、鳥などたくさんいることが分かった。

見られた鳥
 ミヤコドリ(26)、ミサゴ、ズグロカモメ、クロツラヘラサギ(9)、ダイサギ(10)、コサギ(3)、
カワウ(3)、アオサギ、オナガガモ(16)、ツバメ、イソヒヨドリ、ホウロクシギ、マガモ(2)
見られた生きもの
 コメツキガニ、アシハラガニ、クサフグ、ボラの子
見られた植物
 ハマボウ、シオクグ、ハマサジ、ハマウド、ハマニンニク、ハママツナ、ハマエンドウ、アキグミ、
 ハマダイコン、オオジシバリ、シャリンバイ、シラフジ、ヤマフジ
回収したゴミ:人工ゴミ7袋


RKB鉄塔点検工事説明会報告
                   山之内 芳晴

日 時:2025年2月10日 10:30~11:40
場 所:守る会事務所
参加者:6名(萩原(電気興業株式会社)守る会5名)

   <説明会の様子>
 和白川河口に立っているRKBラジオの鉄塔は1972年に建設され、定期的に検査が行われています。前回の検査は、2015年に行われ、今回は、3月17日~3月26日の間で実施されます。
 点検内容は、アンテナ柱の構造点検として、外観・支線張力・柱建て入れ・電気的特性の測定などの点検が行われます。点検に際しては、支線基部3カ所に、点検用足場(9㎡)が設けられますが、大きな建造物ではないため干潟生物への影響は、少ないと思われます。
 山本代表からは業者に対して、鉄塔を干潟ではないところに移設するようRKB毎日放送KK.に伝えてくれるよう申し入れがありました。

2025年1月度 山・川・海の流域会議・報告
                   山之内 芳晴

日 時:2025年1月18日(土)10:00~12:00
場 所:香住丘公民館(2階老人いこいの家)
参加者:16名:舩越、磯野、高倉、古賀、海野、石川、他2名、守る会8名

1. 新春講演会 「和白干潟における漂着ごみの現状と対策」
 講師:宗像 優 氏
  今年の新春講演会は、いつも和白干潟のクリーン作戦に参加されている、九州産業大学教授の宗像 優氏に「和白干潟における漂着ごみの現状と対策」と題して講演していただいた。
 
   <講演会のようす>               <講演会のようす>
 最初の「海洋ごみの現状」のところでは、世界でプラスチックごみが800万トンあること、クジラの死骸の胃から40キロのプラスチックが発見されたこと、雨水の90%にマイクロプラスチックが混入しているなどの話しがあった。海洋ごみの特徴としては、海岸により異なること、数量・種類が多いこと、破片/かけら類が約4割をしめること、そして陸上起源のものが大半を占め、飲料・食品など生活に関連したごみが陸上起源ごみの約9割を占めるとのことだった。海洋ごみ処理の問題点は、ごみ拾いの困難さや離島における施設・業者の不足や本土への輸送コストの問題、漂着ごみの排出源ではない沿岸部の自治体が処理費用を負担する問題が挙げられた。
 国際社会の動向としては、2015年G7エルマウ・サミットの首脳宣言で「海洋環境の保護」が宣言され、2017年7月のG20ハンブルグ・サミットでは、「海洋ごみに対するG20行動計画」が唱えられた。また、2019年6月のG20大阪サミットでは、「2050年迄に海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロに削減すること」が宣言された。 その後も2022年、2023年と気候・エネルギー環境大臣会合が開催されている。
 海洋ごみの発生要因としては、国民生活に伴って発生し、それが「山・川・海」へと繋がる水の流れを通じて海岸に漂着する。これらの漂着物は、我々の日頃の行動や社会の有様を映し出す鏡のようなものと言える。海洋ごみの発生抑制対策としては、沿岸部だけではなく、内陸部での発生抑制対策が必要であり、ごみの適正な管理、河川での対策、環境教育、啓発などが求められる。また、アジア諸国への廃棄物対策への人的・金銭的・技術的支援が求められる。
 和白干潟の漂着ごみの現状と対策では、主な漂着ごみはプラスチックごみであり、主な発生源は唐原川に由来する。漂着ごみ対策としては、沿岸部での海岸清掃、河川(唐原川)の清掃、そして流域住民への環境教育や啓発活動が重要だとのことだった。
 講義の後の懇談では、①福岡市もプラスチックのリサイクルを始めるので、漂着ごみが減るのでは。②行政の取り組みとしてはどんなものがあるのか。③このような話しを校区の人にしてもらいたいなどの発言があった。

2.各グループ・サークルの活動報告
山本さん(和白干潟を守る会)
    干潟通信152号を元に11月17日に第36回和白干潟まつりを開催したことなどを報
    告した。
磯野さん(立花山グリーンガイドの会)
    10月に白岳に登りカノコソウの整備を行ったが、頂上の木が伐採されていた。
海野さん
    東京都・練馬区から東区へ転居してきたが、福岡市は都会生活ができて、自然も近くに
あり、すばらしいところだと思った。
古賀さん
    立花山に登ったが、頂上の木が伐採されていてがっかりした。
高倉さん(唐原川を考える会)
    毎年、ラブアースクリーンアップや唐原川の清掃活動を行っている。清掃活動は偶数月に行っており、毎回約30名が参加している。
舩越さん(楽友会)
    年末にミニ門松づくりを行った。

次回の定例会は、 3月8日(土) 10:00~12:00
場所:香住丘公民館